「作りながら学ぶHTML/CSSデザインの教科書」は最高に分かりやすくて捗った!


作りながら学ぶ HTML/CSSデザインの教科書

実際にサンプルサイトを作りながら、ステップ・バイ・ステップでHTML/CSSを学べる一冊。サンプルサイトも、シンプルながらお洒落でかわいい!ので、どんどん作りたくなります。

本書はホームページ制作に興味のある初心者をメインターゲットとしていますが、これからのメインストリームとなるHTML5で追加されたタグなどについての解説もあるので、(私のように)今まで独学で学んできた方が学び直すのにも最適な一冊となっています。

各章の冒頭に、「この章でできること」が1~2ページにまとめられていたり、章内の各項目でも、最初にページの「before→after」のイメージが掲載されているなど、これから学ぶことのゴールが見えやすく、学習のモチベーションを保てるように工夫されています。

また、初心者が陥りやすいミスや、実践で役立つワンステップ上の知識など、補足事項が載っているコラムも充実しています。

コードやページサンプルが色分けされていることにより、非常に内容がわかりやすくなっています。
コードの色分けは文書構造が一目で理解しやすく、また、特に初心者が混乱しがちなpaddingとmarginの違いなども、cssの指定がどの部分に適用されているかが視覚的にわかりやすく説明されています。

また、floatを使ったページレイアウトについては、9ページほど割いて丁寧に説明してあります。(私のような)初心者が陥りがちなミスの回避法や、今ままでどうやってレイアウトの不都合に対応してきたのかの歴史(?)、さらにはCSS3での「フレキシブルボックスレイアウト」についても触れられています。

個人的には、前述のfloatの制御についてと、メニューなどのナビゲーションについて、現在のスタンダードを体系的に学びなおせたのがよかったです。
冒頭にも書きましたが、初心者の方や、昔独学で学んだきりの方にオススメです!