JR成田駅東口再開発事業説明会その4〜個人的見解その4最終回

7/31、JR成田駅東口の再開発について、住民向け説明会が市役所で開催されました。
ひっそりと・・・
4回にわけて書いていきたいと思います。
JR成田駅東口再開発事業説明会その1~説明会の内容
JR成田駅東口再開発事業説明会その2~説明会の様子
JR成田駅東口再開発事業説明会その3~私の質疑応答
第4回目は私の個人的見解について書きたいと思います。
4回で終えようと思ったけど、書いていたらどんどん盛り上がり文量が多くなってしまったので、
これまた4回に分けて書いていこうと思います。(←整理しろよ自分)
JR成田駅東口再開発事業説明会その4~個人的見解その1
JR成田駅東口再開発事業説明会その4~個人的見解その2
JR成田駅東口再開発事業説明会その4~個人的見解その3
いよいよ最終回。
まとめです。
*駅前を広げることには大賛成!安全で楽しい駅前をつくってください!
(タクシーやバスの運転手さんや駅前のお店、よく利用する人の話も聞いてね~)
*駅前のビルも反対しません。ただ、高層階の必要性についてはきちんと説明して下さい。
できなければ、より安価で景観に影響の少ないと思われる低層階にすべき!
*多目的ホールは賛成。けれど、公共サービスや託児などテナントの確保もきちんとしてください。
(もしスペースがなければホールはあきらめます…)
*市民への周知が不十分!広報等を利用した周知や再度の説明会開催をすべき!
文句ばっか言ってますが、ではどうすればよいか。自分ならどうするか。
*再度、事業全体を見直す機会を設ける。
あーこうやって書くとまた「白紙撤回」とか勘違いされそうだなぁ。そういうわけではなく、もう一度、今の時代にあっているかを見直す、ということです。
説明会のときに聞いた話では、開発事業について有識者を招き検討委員会が開かれたのが平成2年。なんと20年以上前の話です。
20年前からはビジネススタイルも人の考えも流れも、交通手段だって変わっています。また、街のグランドデザインといった概念も昔より一般化されてきました。
計画を白紙撤回するのではなく、現在の計画が今の世の中にあっているかを見直し、時代遅れな部分は直していきましょうよ、ということです。
もう一度まちづくりを研究している学者先生やNPO法人、地域活性に取り組んできた方など多方面から有識者を招き、検討する機会を設けてはいかがでしょうか。
*住民参加型の計画とする。市民を巻き込む。
説明会は、市長が出席し、市民の声に耳を傾ける。市民が納得いくまで何度でも開催する。
広報などで特集号を組み、まずはこういった計画が進んでいるということを市民に広く知らしめる。広報だけでなく、ケーブルテレビや地元ミニコミ紙等とのコラボでなんかやってもいい。それで、広報に入っている「市長の手紙」みたいな形で、市民の意見を広く募る。「こんな施設がほしい」とか、「こうしてほしい」とか・・・市民投票だってやっていいと思う。
僕が市長なら、市内の幼稚園や小学校に駅前の白地図配って、みらいの成田を担う子どもたちに、自由な発想で絵を描いてもらうな。で、授賞式とか。その中からあるべき駅前の姿が見えてくるかもしれないし、みんなが考える「にぎわい」が何なのかが見えてくる。
こうした取り組みを重ねることで、市民、子どもにも参加意識が芽生え、「自分たちがつくったんだ」という気持ちがうまれる。
こうして、市民が本当に求めるものの最大公約数を駅前開発に落とし込む。
住民の大部分が賛成なら高層ビルだっていいんじゃない?
*(事業の停止ではなく素晴らしい駅前にするための)一時的な凍結
成田市はいま、景観条例策定に向け、今年度より具体的に動き出しています。
が、今のままでは条例が出来た頃には時すでに遅し、門前町成田の駅前には大きなビルが。。。
「だったらつくっても意味ないじゃん!」
てなことにならないためにも、せめて景観条例つくるんだから、策定までは凍結するのが妥当なんじゃないでしょうか。で、その間に前向きな話をしていくと。
最後に。
私が何よりも反対なのは、そしておそれているのは、
我々成田市民、特に子どもたちが郷土を愛する心、いうなれば「成田愛」をうしなってしまうのではないか、ということです。
誰もが知らないうちに知らないものがよく使う場所に突然大きなビルができる・・・
こんなビルに、愛着なんてわくでしょうか。
愛着の持てないビルが駅前にある「ナリタ」。
どんどん変わって自分の知らない街になっていく「ナリタ」。
そんな「ナリタ」に、果たして愛着を持てるのでしょうか・・・
「昔は情緒ある街だったのに、自分たちの知らない間に、知らない町になっちゃったね」
みらいある子どもたちに、こうした思いはしてほしくないです。
以上、思いをぶちまけてしまいましたが、もしすべて読んでくださった奇特な方がいらっしゃいましたら、なんとお礼を言っていいものか。。。
最後までお読みいただきありがとうございました。