本読みました。賢く生きるより辛抱強いバカになれ

京セラの創業者、「経営の神様」稲盛和夫さんと、iPS細胞でノーベル賞を受賞した山中伸弥教授の対談をまとめた本です。

偉業を成し遂げた2人には、理系出身、工場経営者を父に持つ、愛妻家・・・など共通点があるそうです。自らの原点である父の存在や、栄光を掴むまでの挫折続きの人生、仕事観、リーダー感、これからの課題などなど、多岐にわたるテーマの中から、2人の価値観が垣間見られた気がしました。

特に、山中教授の話からは、iPS細胞について詳しく知ることができました。簡単な仕組みや、発見に至るまでの紆余曲折、現在抱えている課題と今後の展望など、サイエンス的な意味で、知識を深めることができました。

一方、稲盛さんの話は、一言一句が含蓄にあふれ、身にしみました。経営者として何に重きをおくべきか。「心」「考え方」がいかに大事か。基本が分かっていれば、自ずと出てくる行動は決まってくる。非常にシンプルで、明快。純粋な生き方に感銘を受けました。

読み終え、謙虚な気持ちと自己研鑽の心、「大義」(目的)が大事だと強く感じました。お2人の現在の地位や名声、評価は、自らの信念にしたがい、愚直なまでに一貫した姿勢で物事に取り組んだ結果にすぎないのでしょう。稲盛さんの本をもう少し掘り下げて読んでみたくなりました。

涙が止まらない。 Blind Melonについてのブログエントリーを見つけました。

涙が止まらない。
Blind Melonという大好きなバンドがあって、1992年に出た1stアルバムは未だiPhoneのミュージックアプリに入って時々聴いているわけだけれども、そのなかでとりわけ好きな「Change」という曲がある。
この曲の一節「俺が絵を描き、彼らが色を塗るだろう」ってところがあって、その言葉をググってた時に見つけた、とある方のブログエントリー。

http://blogs.yahoo.co.jp/azusawa1206/1921431.html

このバンドのボーカル、シャノン・フーンは、天才の呼び声が高い中、2ndアルバムを出した後、ドラッグのオーバードーズで若くして亡くなってしまいました。当時も相当ショックを受けたんだけど、このブログ読むと、当時小さかった娘さんがいたらしい。
で、このブログエントリーの最後に、当時まだ小さかった娘さんが大きくなって、このChangeという曲をライブで歌っている動画があった。これを見て、本当に涙が出た。
ブログにもあったけど、僕のずっと好きだった一節のように、シャノンの作った歌を、何年も後、その娘が色をつけたって、本当に泣けてくる。
たまたまだけど、本当にこの記事、そしてこの動画に出会えてよかった。