骨髄バンクから適合通知がやってきた(5)確認検査の結果が来ました。

確認検査からちょうど2週間、骨髄バンクから「血液一般検査結果のお知らせ」という手紙が届きました。

1ページめ、血液一般検査の結果は「骨髄バンクの基準では問題ありませんでした」と「骨髄バンクの基準を外れている項目がありました」のいずれかにレ点が記されるような様式でした。

写真でも分かる通り、私は後者の「外れている項目あり」のほうにレ点がついていました。さらにその下には「末梢血幹細胞提供基準」と「骨髄提供基準」と詳細がわかれており、私の場合「末梢血幹細胞提供基準」にレ点が、備考として手書きに「血管細目のため、バンク医師より、今回は骨髄提供のみでの進行指示がありました」と書いてありました。

確認検査のための採血のときに、血管が細すぎてとりづらかったためですね。

2枚めには細かな「検査項目」と「検査結果」、「日本骨髄バンク提供基準」の一覧がありました。こまかなところまで見る必要があるのだと、あらためて感じました。

数値が何を示しているのかはよくわかりませんが、なんか全裸を見られているような気分になるので、一応モザイクをかけておくことにします。

すべての項目において日本骨髄バンク基準内に数値は入っているので、実際は問題なし。

実は、手紙が届く数日前、コーディネーターの方から「問題ありませんでしたので、このまま先に進めさせてもらってもよろしいですか?」と確認があったのですが、実際に書面で各数値を受け取りますと、なんかほっとしますね。

この後は、ドナー選定の結果待ち、そして家族を交えた最終同意面談となります。

続く

骨髄バンクから適合通知がやってきた(4)確認検査してきました。

1週間ほど前(4月上旬)、某病院で「確認検査」と呼ばれるものをしてきました。

全然関係ないけど、日程や場所をなるべく詳細に記録していこうと思ったんだけど、ハンドブック見たら、提供日時や場所などの詳細は公表しないでくださいとなっていました。情報が特定されるのを防止するためらしい。そうだよね、ごもっともだよね。てなわけで、ぼかしていくことにしました。あしからず。

確認検査

★コーディネーター・調整医師が詳しい説明を行い、コーディネートを進めるうえで問題がないかなどを相互に確認します。
★面談後、調整医師が問診・診察を行い、問題がなければ採血します。
(ドナーのためのハンドブックより)

コーディネーターの方から、骨髄提供について、詳しく説明をいただきました。「ドナーのためのハンドブック」を使っての説明でした。すでに目を通してはいましたが、口頭でわかりやすく説明していただいたので、より理解が深まりました。以下、まとめ。

・提供の仕方は「骨髄提供」と「末梢血幹細胞提供」の2種類がある。前者はいわゆる一般的にイメージする骨髄採取。手術室で大きな針を指して、骨髄をとる。後者は、採取したい細胞(造血幹細胞)を増加させる薬を注射して、血液中にあふれださせて、それを成分献血みたいに採血→採取→戻すという方法。海外では主流になりつつあるらしい。どちらの提供方法にするかは、ドナーの意志が優先される。

・確認検査をパスしたからといって、必ずしも提供する(ドナーになる)わけではない。現段階では、あくまでドナー「候補」。正式にドナーになる確率は半分以下(約40%)と言われているそう。ドナーに選ばれなくても、「保留」いわゆる補欠要員として、コーディネート完了までは登録されることになる。ドナー選定されたかどうか知らされるまで、2週間〜2ヶ月程度要する。

・ドナー選定されると、ドナーと家族、コーディネーター、第三者の立会人など同席のもと、最終同意面談が行なわれる。今回の説明の内容を、もう一回家族にもするみたい。ここで最終的に提供するかの同意を求められる。もちろん、その場でYesかNoかを言わなくても、いったん家に持ち帰って相談してもOK。ただし、最終同意をした後は、後に引き返せない。

・手術までの日程や場所の調整がけっこう大変みたい。患者の容態とかドナーの仕事の都合とかの都合を合わせるのに、コーディネーターの方はたぶん毎回苦慮しているんだろうなぁということが伝わりました。

ひとしきり説明を受けた後、医師の方に血液を採取してもらいました。ちなみに、採血をする際、けっこう手間取っていました。献血のたびに言われるんだけど、なんか血管が細いんだか奥の方なんだか、刺そうとすると逃げるんだかで、取りづらいらしい。医師の方と「末梢血幹細胞提供は無理かもねー」なんて話をしました。骨髄注射こわい(いまさら)

確認検査以降のスケジュールはこんな感じ。

とりあえず、血液検査の結果待ちです。

続く

骨髄バンクから適合通知がやってきた(2)書類が郵送で届きました

2016年3月21日(火)

ポストの中に、大きなオレンジの封筒が届いていました。

手に取った瞬間、「あぁ、本当に来たんだなぁ」という感じ。送ってくださいと伝えたので、あたりまえだ。

「至急開封」とあったのに、開けたの翌日。すみません。

なにやら書類がいっぱい…。

「コーディネートのお知らせ(適合通知)」とあります。

「骨髄または末梢血幹細胞提供についてのご案内です」とあります。骨髄は何となくわかるけど、「末梢血幹細胞」…?なんじゃらほい

まずは、「提供意思確認書」。ドナーになる意志があるのか。家族の同意はとれているのか。連絡取れる時間帯などなど。

続いて、問診票が4枚(18問)と、面談施設の一覧。問診票は、予防接種とか健康診断とかみたいなやつです。面談施設は、日赤と北総病院を選択。

福島第一原子力発電所の事故により、100ミリシーベルトを超える放射線を浴びた人は、申告する必要があるようです。

最後に、「ドナーのためのハンドブック」。これが色々とわかりやすくて勉強になります。

全部書いて、返送しました。今日は24日(金)。1枚めに「お手元に届いてから7日以内にご返送ください」とあったのに、ギリギリになってしまいました。書類たくさんあると、アレルギー起こすの。すみません。

続く

骨髄バンクから適合通知がやってきた(1)1本の電話

はっきりいつかは覚えてないけど、たぶん1年かそこいら前。献血をした時に「骨髄バンク」へ登録しました。

娘が生まれたばかりで手術したこともあって、なんか自分ができることがあれば、、、くらいの気持ちで献血とかやってたんだけど、ある時、骨髄バンクの登録も一緒にやっていて、これまた何となく登録していました。つまり、正義感とか使命感とか、そういう熱意みたいなのは正直、あんまりなかったんですよね。

ところが、ある時、携帯に1本の見知らぬ電話が。とると、「日本骨髄バンク」から。「白血球の方が登録患者さんと一致したので、連絡しました」とのこと。

マジかよー。

いや、別にいやとかじゃないんだけど、登録しても何年も連絡こないこともある、って何となくイメージしてたので、割とすぐ電話かかってきて、なんだか意外でした。

口頭で意志の確認の後、郵送物を送るとのこと。これもなにかの縁。こんな自分でも、何かお役に立てるなら…。

2017年3月16日(木)のことでした。

実際に提供するまでには、けっこう段階があるようで、最終的に提供できるかどうかは不明だけど、とりあえず経過をブログに残していこうと思います。

続く。