涙が止まらない。 Blind Melonについてのブログエントリーを見つけました。

涙が止まらない。
Blind Melonという大好きなバンドがあって、1992年に出た1stアルバムは未だiPhoneのミュージックアプリに入って時々聴いているわけだけれども、そのなかでとりわけ好きな「Change」という曲がある。
この曲の一節「俺が絵を描き、彼らが色を塗るだろう」ってところがあって、その言葉をググってた時に見つけた、とある方のブログエントリー。

http://blogs.yahoo.co.jp/azusawa1206/1921431.html

このバンドのボーカル、シャノン・フーンは、天才の呼び声が高い中、2ndアルバムを出した後、ドラッグのオーバードーズで若くして亡くなってしまいました。当時も相当ショックを受けたんだけど、このブログ読むと、当時小さかった娘さんがいたらしい。
で、このブログエントリーの最後に、当時まだ小さかった娘さんが大きくなって、このChangeという曲をライブで歌っている動画があった。これを見て、本当に涙が出た。
ブログにもあったけど、僕のずっと好きだった一節のように、シャノンの作った歌を、何年も後、その娘が色をつけたって、本当に泣けてくる。
たまたまだけど、本当にこの記事、そしてこの動画に出会えてよかった。

40分ピッツァを待たされて顧客満足について思いを馳せた。

昨日、てかもう一昨日か。都内でひとりでPizzeriaに入った時の出来事。

人気店らしく、行列。ま、ちょっと待った後、一人ということもあり、テーブルに案内された。
行列の間にメニューが配られたので、席に座った直後にランチメニューを注文した。

ほどなく、前菜到着。が、その後Pizzaが待てど暮らせど出てこない。
ま、昼休みには十分すぎるほど余裕もあったし、消化していない本やメルマガなどもたくさんあったため、おとなしく待っていました。混雑しているから遅れてるのかなー、ぐらいの気持ちでした。

「やっぱおかしいよね」と思ったのは、後から来たはずの隣のおねいさんのもとにPizzaが運ばれ、食べ終わった頃。時計を見れば、40分ほど経っていました。腹も減り、若干イライラしていましたが、そこは好青年の私。お店の方に「あと何分くらいかかりますか?」と丁寧に聞きました。
店員さんは驚いた顔で注文を確認し、「お時間大丈夫でしょうか?申し訳ございません。注文が漏れていたようで、今すぐ焼きます。4分ほどお待ちいただけませんでしょうか」と謝罪してきました。

怒っても良かったのですが、怒るだけ損ですので、優しく「ええ、いいですよ。時間もあまりないので、食後のデザートやドリンクも一緒に運んでください」と応えました。この時の私の安らかな笑みは、店員さんにはきっと仏のように映っていたに違いありません。

で、食べてお会計。この時もまた、すみませんでした。と深々と頭を下げていました。

うん。

いいんですよ。対応としては何にも間違っていないですよ。

だがしかしですね。僕ならこうしたと思うんですよ。

・デザートをセットメニューのものではなく、ケーキ等にグレードアップして提供する。(ランチメニューには、数百円上乗せでグレードアップできるようになっていた)または、
・お会計の時に、いくらかディスカウントする。または、
・お会計の時に、次回使えるクーポン券などを渡す。

いずれも店にとっては数百円の出費で済むと思います。

ここで唐突に「顧客満足」の話に飛びますが、私は「顧客満足」ってのは、必ずしも「110点」とは思わないんですね。「顧客満足」ってのは、「お客様が期待している点数+α」だと思うんですよ。

今回の場合、「注文を忘れ、待たせてしまった」という大幅な減点があったわけです。仮に待たせたことで「60点」減点としましょう。すると、待たされた私は、この店での体験に対して、「40点」と評価することになります。

顧客満足度が「110点」だとすれば、到底顧客満足には到達することはできません。70点稼ぐには、並大抵のことではありませんよ。まあ、オーダーをとってくれたかわいい女の子がデートしてくれたら、70点くらい、すぐにあげちゃいますけど。

しかし、ここで上記のような数百円の出費をしたらどうでしょうか。70点はあげられなくても、5点くらいはあげられるのではないでしょうか。待たされた私は「まぁ、40点だな」という気持ちから、+αの5点もらったことで、ずいぶんと顧客満足度はあがったと思います。「待たされた」という不快な気持ちはどこかに飛び、「こんなに真摯に対応してくれたんだ」と気持ちよくなり、また来ようと思うでしょう。友達にもこの体験を話すかもしれません。

こうしたように、失敗をした時にこそ、少しの+αで大きくファンを獲得するチャンスなのに、どうして多くの飲食店は、こうした対応を柔軟にすることができないのでしょうか。(「『多くの』って言っているけど、大体の飲食店はそうしたちょっとしたサービスをしているよ」って方は、きっと私より数多くの良質な飲食店をご存知なのだと思います。私自身はそういったホスピタリティー溢れる対応を受けた経験は、数えるほどしかないもので。。。ってか、行くところが安いところが多いからだな、きっと)

対応してくれた方がボンクラだったかというと、決してそうではないと思います。きっと彼には、そのような事態に想定した時、自らの裁量でそうした対応をする権限が与えられておらず、そうした判断をする責任者も不在だったのでしょう。もし、「万が一注文が漏れ、お客様を待たせてしまった場合、お客様の不満を解消するため、ケーキへのアップグレード、またはクーポン券を渡しても良い」といったルールを定め、周知徹底することで、たとえ責任者の確認をとらずとも、お客様への対応をすることができるはずです。飲食店で注文漏れることなんて、「飲食店あるある」でしょうから、その事態を想定した対応マニュアルは整備しておいて損はないと思います。

このようなスタッフへ裁量を与えることに関しては、月並みだけどディズニーは素晴らしいなと思う次第・・・。

つまりこんな長々と書いて何が言いたいのかというと、帰り際に見かけたショウウィンドゥのケーキがたまらなく美味しそうだった、ってことです。

JOJOについて思うところ 2010

今から3年ほど前、JOJOについてTwitterで延々と語った夜がありました。当時は巷で話題になった(?)JOJO語り、あれから結構時間も経って読んだことのない方もいらっしゃると思うので、その時の記録をいま再び。(笑)
2010年11月なので、当時はまだSBR連載中でしたね。現在のジョジョリオンも含めて、アップデートした方がよいかしら??(笑)

ジョジョファンの方、感想お待ちしております(笑)

さて、JOJOについてだけどさ。
2010-11-11 23:16:03

「JOJOの奇妙な冒険」てのは一言で云うと「血統」そして「歴史」なわけですよ。おじいちゃんとおばあちゃんが結婚したからボクがいる・・・これ当たり前ですよね。だから、「第○部はJOJOじゃない」とかってのは間違ってると思うんですよね。
2010-11-11 23:18:43

JOJOは「歴史」なんですよ。そりゃあ幕末好きな人もいるし、戦国時代が好きな人もいる。近代史が得意な人だっているし、私みたいに弥生時代でギブした人もいる。だけど、全ての時代を経て現代があるんですね。それと一緒で、どの部もJOJOを語る上でははずせないわけです。
2010-11-11 23:19:43

JOJOについて話すときよく出るのが「波紋編」vs「スタンド編」の構図です。わかります。すっごくわかります。確かに3部以降、スタンド(最初は「幽波紋」と表記もされてましたが)が出たときは私も「?」と思いました。しかし、「スタンド」という概念をつくりあげることによって、それ以降の
2010-11-11 23:22:57

3部以降、スタンドでずーっと話が続くことからわかるとおり、世界観を無限に掘り下げる事に成功したのです。続いて、各部の私なりの感想及び読みどころについてお話ししたいと思います。
2010-11-11 23:26:12

第1部、JOJOが出たときはかなり衝撃的でした。個人的にはまるで洋画を読んでいるような、そのよく練られたストーリー展開に一番の魅力があると考えております。JOJOとDIOの因縁、そして成長がゴシックホラーの雰囲気に包まれながら見事に展開されていきます。そして主人公の死という結末
2010-11-11 23:29:11

そして第2部の展開を匂わすラストは、まさに洋画!JOJO史上、というより漫画史上に残る見事な終わり方だと言わざるを得ません!
2010-11-11 23:31:09

ある意味第1部で「これ以上ない」という見事なストーリー展開と結末を見せたJOJO、第2部は1部を超えられないか・・・という不安は杞憂に終わりました。なんてったって主人公が第1部の血筋をひき、なおかつ性格は真逆というこれまた素晴らしい設定で始まったのです。これは期待せざるを得ない!
2010-11-11 23:32:55

ちょっと休憩。電話かかってきた。
2010-11-11 23:33:37

さて、電話終わったので続き書くか。あ、ことぶきさんの言うとおり、ネタばれになっちゃってるな。これから楽しみにしていた人たちはごめんなさい。。。
2010-11-11 23:47:20

でも、言い訳をすると、JOJOに至っては、「先がどうなるだろう」という楽しみ方も勿論いいけれど、結果がわかっててもそこに至るまでの過程はすごく楽しめると思います。例えば、映画の名作を何度も見る感じに似ている。
2010-11-11 23:48:31

個人的に、第2部に引きこまれたところは、序盤、第1部で味方だったはずのストレイツォが敵として出てきたところ。あれだけの人格者でも欲におぼれる事がある・・・人間のあやうさを見事に描写したJOJOvsストレイツォ戦は、まだ10代の私には衝撃的すぎました。そしてラストも
2010-11-11 23:52:01

生態系の頂点を極めたカーズの最期、あんな結末きっと誰にも思いつかないッ!!ちなみに、最新のSBR(第7部)で出てきたマジェントマジェントという敵の最期も、第2部の結末を連想させるオマージュとなっています
2010-11-11 23:55:10

つーかこれ最後まで書ききれるのだろうか・・・ちなみに、ことぶきさんの質問に答えると、下書きなどはせず、即興で書いております。。。しかも手元に資料なしw
2010-11-11 23:56:15

続いて第3部、ついにスタンドが登場します。この3部、1,2部と少し作品の色合いが異なりまして、パーティで敵を倒しながら旅を続ける、いわばロードムービー的な作品となっています。1,2部はひとつの大きな流れがあったので単行本向け、3部は何週かで敵を倒していくといったより週刊誌向け
2010-11-11 23:59:04

という気がしています。第3部が人気が高いのも、そこら辺と無関係ではないと思います。ストーリー展開的には1,2部のほうが映画的で好みなのですが、何せ3部はスタンド登場というターニングポイントの作品、しかもそれまでの「戦闘力が高い方が勝ち」という世界を打ち崩し、
2010-11-12 00:01:07

「能力の相性と使い方、相手の裏をいかにかくか」というところで勝負が決まっていくところに決定的なおもしろさがあるのではないでしょうか。
2010-11-12 00:02:14

続いて第4部。ここらでさらに従来のJOJOファンに物議を醸し出す「仗助編」がはじまります。舞台は「杜王町」という、日本の閑静な住宅街です。ちなみに、ここは荒木先生の故郷仙台がモデルとなっているらしいです。
2010-11-12 00:06:50

この部は全体のストーリーがあるというよりは個々の「エピソード」の集まりで構成されている気がします。従来のいわゆる「バトル」的なものもあれば、「女ストーカー」や「漫画家」「料理人」はては「宇宙人?」までもがスタンド使いとして出てきます。気軽に読める分、シリアスな映画的ストーリーを
2010-11-12 00:08:57

求める方には少々物足りないかも知れません。ちなみに荒木先生はコミックのカバーで「4部になってスタンドが弱くなったと言われるが、日常の恐怖を描きたい」といったような内容をコメントを書いていた気がしますが、まさにその通り!ラスボスはまさに狂気の塊!
2010-11-12 00:10:27

暴力的な怖さというよりは得体の知れない恐怖といったほうが正しいでしょうか、この辺描かせたら荒木先生の右に出るものはいませんね。
2010-11-12 00:11:11

ちなみに、このラスボス、ある性癖を持っているのですが、当時連載で読んだときは恐怖を覚えたものです。さらに数年後、爆笑問題の太田夫人が同じ性癖を持っていると知ったときには「荒木先生マジやべぇ!!」と驚愕したものです。
2010-11-12 00:13:43

そしてこのラスボスの最期も、かなり衝撃的でした。こんな死に方、あるの!?みたいな・・・でも、この死に方がふさわしいと納得させられてしまうんですよね。
2010-11-12 00:14:36

第5部は舞台をイタリアにかえます。この辺から荒木先生の画力が神がかってきます。もはや絵画、芸術の域に達してきます。一コマ一コマ、芸術作品を見ていく感覚、これを数百円で味わえるなんて、なんていい世の中だと心底思わせてくれます。
2010-11-12 00:16:50

話が逸れました。第5部のジョルノジョバーナは血統的には実はJOJOじゃないんですね。彼はDIOの血をひいているんです。こんな設定!ありですか!!!
2010-11-12 00:18:06

そしてこのシリーズは、なんと言っても名言が多すぎるッ!ギャングの世界が舞台ですが、男の生き様のぶつかり合い、信念が物語中にちりばめられています。ここで名言をひとつ紹介しましょう。「『覚悟』とは!!暗闇の荒野に!!進むべき道を切り開くことだッ!」これだけで、第5部読む価値あり!
2010-11-12 00:21:42

ちなみに、第5部あたりから、各登場人物の人格形成の上で決定的な過去のエピソードが物語の合間に挟まれるという手法が顕著になってきました。今までもそれぞれの過去の背景が物語に深みを持たせていたJOJOですが、そのエピソードを挟み込むことでストーリー全体に緩急を持たせたり、より映画
2010-11-12 00:27:58

っぽくなってきたような印象を個人的には受けています。個人的一押しエピソードは、主人公ジョルノの仲間アバッキオの回想シーンです。元警察官だった彼が、なぜギャングの世界に身を投じたのか、涙なくして読めません。。。
2010-11-12 00:29:38

続いて第6部のストーンオーシャン。今度のJOJOは女性!というわけで、承太郎の娘が主人公です。殺人の濡れ衣を着せられ無実の罪で刑務所に投獄された空承ジョリーン。その背後に秘められた陰謀とは・・・
2010-11-12 00:29:52

この部、ラスボスの信念がヤバイです。彼は彼なりの考えで、本気で世界をよくしようとしている。彼はいっぺんも間違った事をしていないのです。誰かにとっての正義とは、必ずしもみんなにとっての正義ではない・・・そんなことを思わせられるラストバトルは必見です。どこかデビルマン(原作)と
2010-11-12 00:32:25

重なるのは私だけでしょうか・・・
2010-11-12 00:32:45

さて最後。一番新しいSBR(Steel Ball Run)についてです。こちらは連載を読んでおらず、単行本のみでおっているのをまず最初にお断りしておきます。単行本でもすでにラスボスとの戦いが佳境に入っているのでもしかしたら連載はもう終わってしまっているかも知れません・・・
2010-11-12 00:34:46

SBRは当初、JOJOの続編というよりは、パラレルワールドの話として始まりました。バトルものではなく、馬のレースを主軸に置いた、荒木先生の新境地とも言えるスタートでしたが、話が進むに連れどういうわけか、やはりスタンド同士の戦いに落ち着いていきました。
2010-11-12 00:36:17

パラレルワールドということで、第1部からの登場人物を彷彿とさせる名前が続出、それだけでJOJOファン鳥肌ものでした。なんせ主人公はジョニィ・ジョースターですが、もうひとりの主人公はジャイロ・「ツェペリ」ですからね。あのツェペリですよ!
2010-11-12 00:38:43

ちなみに、1部のツェペリさんの名前はウィル・A・ツェペリでしたっけ確か。
2010-11-12 00:39:13

第7部のテーマは「友情」そんな気がしています。ふたりの友情にはマジ泣かされます。馬で北米横断レースをしながら戦っていくストーリー展開は第3部的ですが、「友情」という面では、2部のジョセフとシーザーのようでもありますね。
2010-11-12 00:41:16

特にお気に入りのシーンが、11人の敵とのラストシーン。雪が降り積もる中ふたりの乾杯シーンは切なすぎ!涙流すよこれは!まるで映画のワンシーンです。
2010-11-12 00:43:29

まだまだ語りたい事は山ほどあるのですが、いい加減寝れなくなるので、今回はこの辺でしめたいと思います。ちなみに、荒木先生はJOJOの一貫したテーマは「人間賛歌」であると述べています。人間への生への賛歌。個人的には第5部あたりからそれがわかりやすく出ているなーと思います。
2010-11-12 00:45:26

JOJOは単にいわゆる「バトルもの」とか「知恵比べもの」ではなく、登場人物それぞれの人生を丁寧に描き、その交差をストーリーに載せている「伝記」とも言えるでしょう。そういった意味で、冒頭でいった「歴史物」として捉えるのが個人的には一番感覚として近いのではと思っています。
2010-11-12 00:47:20

なので、ただ単に「絵が苦手」とか「ゴゴゴゴってわけわかんない」とか「戦いものでしょ?」とかでどうか避けないでいただきたい。そこには男の人生が描かれているのだから・・・
2010-11-12 00:48:14

というわけで、だらだらと書きましたが、もし読んで下さっている方がいらっしゃいましたら、どうもありがとうございました。なお、今回書いた内容は私の記憶の中にあるものだけで書いているので、事実に相違や、解釈に間違いがあるかもしれません。何卒ご容赦頂ければと思います。
2010-11-12 00:49:39

はぁ。つっかれた。こうなることがわかっていたから、まとまった時間とった時じゃないと書きたくなかったんだよなw
2010-11-12 00:50:18

ああ、俺1時間も語ってたのか
2010-11-12 01:00:27

しばし離れます。

「成田エリア新聞」の編集長として、ミニコミ紙で成田・富里地域に密着した情報を発信する傍ら、個人的な活動としても、Twitterをはじめ、UstreamやYoutube(、そしてあんま更新できなかったけどPodcast笑)などで、成田の内外にその魅力を伝えようとしてきたわけですが、実は、ここ1年ほどは本業に追われ、思うように活動できずやきもきしていた日々が続いておりました。

今年に入り、ようやく仕事にも見通しがつき、春頃からまた色々と面白いことを仕掛けていこうと思っていたのですが・・・突如、6月頃からしばらく成田を離れることになってしまいました。(T^T)

4月、5月はまだ成田にいることはいるのですが、6月に向けての準備期間ということで、今までとは全く別の部署で仕事をすることとなり、今まで以上に時間がとれなくなってしまう見込みです。。。

「成田の情報発信」「成田を面白おかしく盛り上げたい」は、もはや自分のライフワークとなっており、期間限定とはいえ成田を離れるということは、まさに身を裂かれる思いです。また、こんな時に限って面白い話が次々と舞い込んでくるもので、「長い人生のうちのほんの数ヶ月、数年」ではなく、「ひょっとしてその数ヶ月、数年は、逃してはいけない数ヶ月、数年なのではないだろうか」という考えが心のどこかにあるのも事実です。

成田を離れる期間が、半年なのか、1年なのか。はたまた3年なのか・・・今はまったく前が見えない状態ではありますが、戻ってきた暁には、今まで以上に情報を発信し、面白いことをしていきたいと思ってます。成田の情報を楽しみにして下さっていた皆様は、どうぞそれまで生暖かく見守って下されば幸いです。

あ、成田の情報が発信できなくなるってだけで、TwitterやFacebook、サボリ気味なブログなどはやるつもりなので、お付き合いのほど、よろしくお願いします(笑)

続・成田市産業まつりに行ってきました!(思ったことなど)

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前回の記事はこちら
『成田市産業まつりに行ってきました!(写真レポ)』
先週末に行われた成田市の産業まつりに行ってきました!多くの来場者でにぎわっていました。
最初はゆるキャラが来たり子ども向けのコーナーがあるので、家族サービスのつもりで行ったのですが、いざ会場に足を踏み入れると、多くの露店だけでなく、工業団地の紹介や伝統工芸品のコーナー、エコに関する技術やシルバー人材センターなど、大人でも楽しめる充実したお祭りでした。(「産業」まつりですもんね笑)「子守りでなければ、もっとゆっくり見たかった!」と思わせられるものもありました。
大盛況だった産業まつりですが、多くの来場者の世代を見てみますと、年配者と小さい子の家族連れなどがほとんどだったように思います。なんというか、これだけ素晴らしい地元の産業や工芸が紹介されながら、限られた世代の目にしか触れられないのは勿体ない気がしました。
下総の木工細工、瓦、(一商店の名前で申し訳ありませんが)藤倉商店さんの竹細工などは、高校生や大学生など若い世代にもっと知ってもらいたいですね。
いくつかの体験コーナーもありましたが、小さい子向けだけではなく、たとえば主婦向けに竹細工のコースター、木で子供椅子をお父さんが作るなどなど、10代、または大人でも思わず熱くなるような体験コーナーがあると、さらに多くの世代が来てくれるような素晴らしいおまつりになるのではないかなぁ。。。と思いました。

成田市、附属機関等の会議は原則公開、でもあれだけはやっぱり非公開・・・

「成田市では,市民の皆さんの市政に対する理解と信頼を深め,市政の公正な運営の確保と市民参加による市政の一層の推進を図るため,附属機関等の会議を公開しています。」
って、あるけど、
「JR成田駅東口市街地再開発審査会」だけは非公開なんだねー(棒読み)
非公開でも、「公正な運営の確保」はしてもらいたいものですねー(棒読み)
この問題、とても「市民参加」とはいえないけれど、せめて「市民のための市政の推進」はしてもらいたいものですねー(熱望)
http://www.city.narita.chiba.jp/sisei/sosiki/somu/std0004.html

スカイマーク就航記念!旭川PR…!?

スカイマークが就航し、成田空港から北海道旭川まで気軽にいけるようになりました。
就航を記念し、成田市役所にはPRコーナーが設置されていました。

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でも…
PRといいつつ、パーティションに旭川の観光スポットのポスターが20枚ほど貼られてるだけ…(´・_・`)
そーじゃないじゃん!せっかくやるなら、もっとこう、行きたくなるような何かさぁ!考えようよ!
旭山動物園の写真集とか人々の笑顔とか。るるぶ買って来て置いたっていいじゃん。いくらかかって一日に何便あるか、スカイマークのことももっと知りたいし…手間なんかかけないでも、もう少しやりようがあるでしょうよ!
「PR やるならもっと 真剣に」
お後がよろしいようでm(_ _)m
iPhoneからの投

続・NARITA花火大会(思ったことを徒然と。)

NARITA花火大会で、iPhoneからツイキャスでライブ配信を試みました。
http://twitcasting.tv/keitaroinnrt/movie/2764758
ライブ配信で常に課題となる「電源」と「電波」の問題。
電波の調子が良ければいけそうな感じもします。
来年はライブ配信→「もっと見てみたい!直に見てみたい!」でさらに集客につながるような仕組みづくりができればと感じました。
それと、もうひとつ。
会場の立地の関係上、どうしても周囲の道路での違法駐車が問題となるようです。
今年ははじめて交通規制をしき、シャトルバス等の手配をするなど、実行委員会でも常に議題にあがる問題となっています。
一部の心ない来場者のために様々な対応をとらなければならなかったり、周辺住民の不満につながってしまうのは、残念でなりません。せっかく盛り上げようとがんばっているのに、水を差すというか、粋じゃないというか。
周辺に住む方にも、「その日はいやなんだよなぁ」ではなく、誇りに思ってもらいたいですから。
違法駐車防止のために、道路の宴席部分にカラーコーンを置いていましたが、かまわず駐車するそう。 来年は試しにプランターに花植えて、カラーコーンの合間に設置してみたらどうかな。花の近くに停めるのは、さすがに抵抗あると思うんだけど・・・今度提案してみよう。

アメンバー限定記事「放射能について。うちの決断。 」を書きました。

「放射能について。うちの決断。 」というタイトルのエントリーですが、ナイーブな話題のため、アメンバー限定記事とさせていただきました。
読みたい方は、お手数ですがアメンバー申請していただければと思います。基本的には許可するつもりですのでご安心を。
また、アメンバーにはちょっと…という方はメッセージやメールなど送っていただければ個別にも対応させていただきます。
お手間かけてすみませんが、よろしくお願いします。
けーたろー

放射能について。うちの決断。

放射能について、今考えていること、4歳児と1歳児のいるうち(家庭)が下した決断を書きます。
まずあらかじめ断っておきたいのは、今から書くことは、私たち家族を取り巻く家族構成、住む場所、環境、思想をふまえた上で、私たち家族が選択したひとつの道です。周りを考えていない、きわめて利己的な決断です。とらえようによっては、風評被害を煽っているようにうつるかもしれませんが、真意ではありません。これを書くことで、同意してもらったり、賛同して同じようにしてもらいたいという意図は決してないことをあらかじめお断りしておきます。ただ、迷ったり悩んだりしている人が、これを読むことで決断の後押しができたり、考えるきっかけになってくれればと願っております。
私が、放射能について、真剣に家族で話し合わなければならないなと思ったのは、本当に情けない話なのですが、5月も末、あの大震災から実に2ヶ月半が経とうとしている頃でした。
きっかけは、会津素子さんに誘われた、えこねこ勉強会での、村松先生の話でした。
下記はブログの過去エントリのリンクです。
■今私たちができること。(えこねこ勉強会で放射能について考える)
■6.03 田中優さん講演会「原発に頼らない社会へ」
それまで、被曝に関しては楽観的でした。離れているし、はっきり言って他人事だったんです。
けど、上記の過去エントリにも書いてあるように、成田でだって、確実に被曝している。これは移住も含めて、家族で話し合うべきだと感じました。
【移住しようか】
5月末、えこねこ勉強会で村松先生の話を聞いた後、私が妻に提案をしました。妻の実家のある四国に移住することも検討しないかと。収入など、現実面でいろいろとクリアすべき課題がたくさんあるのは承知の上で、提案をしました。そのとき、妻はネット上で情報を仕入れることもなく、新聞やテレビからの(操作された)情報のみを判断基準としていたため、当然反対をしていました。
ただ、新聞、テレビが真実をすべて伝えているわけではない、ということを知ってもらいたくて、6月3日の田中優さんの講演には一緒に来てもらいました。結果的に、きてくれたことで同じ目線で話すことができるようになりました。
田中さんの話によると、成田の汚染は、確率的に10万人に55人が癌の発症する程度と認識しました。この確立で、今の生活をすべて放棄し移住を検討するのはやはりデメリットのほうが大きいと判断し、移住は保留としました。
【成田で暮らすために気をつけること】
移住は保留としましたが、汚染されている環境で子供を育てていくために以下のことはしよう(しないようにしよう)と決めました。
*既存のメディア(新聞、テレビ等)や国の発表は情報操作されているという認識を持つ。ネットの情報を鵜呑みにする訳ではないが、火のないところに煙は立たないので、振り回されないように気をつけつつ、出来る限りの情報収集と対応をしていく。
*内部被曝を避けるため、野菜をはじめとした食材の産地は、東北、茨城、千葉産を避ける。できる限り西日本産のものを買う、なかったら取り寄せる。
*飲料水はもともと九州からミネラルウォーター(地下水)を買っているが、料理にも使うようにする。(いままで料理は水道水)
*放射性物質が濃縮されるといわれている牛乳の摂取は極力控える。家では豆乳に変更。
*被曝は累積で決まるので、一時的にも距離を置くことは重要。なので、夏の四国への帰省は長め、1ヶ月くらい考える。
特に、千葉や茨城県産の野菜を使わないというのは、苦渋の決断でした。大丈夫かもしれないけれどだめかもしれない。今回ばかりは自分たちだけのことを考えてしまっています・・・
【幼稚園での生活について】
幼稚園関連では、2つのことをしようと決めました。まずは給食のこと。それと、幼稚園が放射能測定に関してどう捉えているかを確認すること。
給食に関しては、製造会社が茨城ということもあり、産地を調べようと思っていました。HPを見ると、結構きちんと情報公開してくださっていることがわかりました。また、親の試食会の際、関東圏の野菜は使用せず、西日本から仕入れているという話があったそうなので、幼稚園の給食に関しては今まで通りいただくことにしました。場合によっては毎日お弁当も覚悟していただけに、ほっとしました。
また、幼稚園の対応に関して、副園長先生に率直に今の不安と現状を聞いてみました。
モンスターペアレンツ扱いされるのを覚悟していたのですが、全然そんなことはなく、むしろ共感してくださり話してよかったなと思いました。
基本的に幼稚園としては、市が計測した空間線量および成田空港のモニタリングポストの値で「いまのところ大丈夫だろう」という判断を下しているようです。
ただ、吹きだまりや土の計測など、自主的に行うことは考えていないようだったので、やはり自分たちの身は自分たちで守ることが必要だと感じました。
プール開きが近づいているのですが、妻と話をして、今年は屋外プールは見学させようかということに今のところ決断しました。
やりたいこともさせてあげられず、子供たちには本当に申し訳なく思っています。
【その他】
4歳児の子供にマスク着用をさせようかとも思っていたのですが、心臓病だった1歳児のために年少の1年間、風邪をもらわないようにずーっとマスク着用を強いていたので、あまりにも不憫でさせられておりません。今でも悩んでいます。15日未明に4号機から白煙があがったという情報を得た当日だけは、念のためさせていきました。
私たちのこの対応が、人によっては大げさすぎるとうつるかもしれません。何が正しいのか、正直全然わかりません。けど、個人的には今回のケースはやってやりすぎることはないと思っているのです。
今なにもしないで5年後10年後、娘たちに何かあったら…甲状腺の手術をすることになって首に手術痕、いわゆる「チェルノブイリネックレス」を見るようなことがあったら…考えるだけで涙が出てきます。そのとき、後悔しないように、出来る限りのことはしておきたいと思っています。
5年後、10年後なにもなくて、まわりから馬鹿にされてもいいじゃないですか。「あのときは大げさだったね」って笑い飛ばせば。
最後に、いろいろと資料を載せておきます。参考になれば幸いです。
『放射線被ばくから子どもを守るために』(お医者さん監修)子どもへの影響、5月時点での汚染地域、日本の暫定基準値は世界と比べてどうか、水や食べ物や空気などどう気をつけたらよいか、などが書いてある http://p.tl/1rIX
子どもたちを被爆から守るために http://goo.gl/GWZ97
内部被ばくを心配する子育て家庭に朗報~西日本野菜ネット販売 http://t.co/bcTkqtC
田中優さんの講演より「1年後に避難しても59%の被ばくが防げる。3か月後に避難すると82%の被ばくが防げるという調査結果をフランスの政府機関が出している。今から避難しても全然遅くないから、もう遅いとあきらめないで避難できる人は避難をしてほしい。」