本読みました。「Webデザイン・コミュニケーションの教科書」

Webサイトを通じて、ユーザーとどうコミュニケーションを築きあげるか。また、サイト構築にあたり、発注者やチームとのコミュニケーションをどう取っていくか。具体的な事例をあげながら、その本質に迫る、まさに「教科書」の名にふさわしい良書でした。

「Webデザイン」と聞くと、とかく技術・理論・トレンドの話に終始しがちですが、この本で一貫して語られるのは、「何の為の技術・理論・トレンドか=相手に伝えるべきことを伝えるため」、つまり、関わる人とのコミュニケーションの大切さです。

技術・理論は無論重要ですが、それらだけでは十分ではありません。「相手が(本当は)何を欲しているのか」それを汲み取る力が必要だ、ということをこの本は言っています。例えば、発注者が「サイトをリニューアルしたい」という要望の裏には、「サイトを通じた通販の売上を増やしたい」等の目的があるはずです。「リニューアルしたいと言っているから、トレンドに乗った見映えの良いサイトにする」のではなく、本来の目的達成・問題解決のために、発注者との深いコミュニケーションが必要になります。

また、Webデザインは、明確な理由(根拠)に裏打ちされるべき、と、この本を読んでいてあらめて感じました。なぜアイコンを使用するのか、なぜこの大きさなのか、どうしてこのフォントサイズなのか…。発注者から質問された時に、それらを「何となく」ではなく、明確な理由を説明できなくてはなりません。この辺りは、Webデザインに限らず、デザイン全般、あるいはビジネスにおいても、当てはまることだと思います。自分でも常に自問自答しながらデザインしていかなくては、と思わせられました。

「Webデザイン・コミュニケーション」とありますが、この本は決してWebデザイナーのためだけの本ではありません。繰り返しになりますが、あくまで「Webデザイン」というひとつのものを通じて、作成に関わる人間、ユーザーとのコミュニケーションをどう考えるか、について語られている本ですので、サイトを発注する側、さらには、業種に関わらず社会人になりたての方、仕事上で人間関係に悩みを抱えている方など幅広い方にオススメできる本だと思います。
また、日常生活において、パソコンの操作やWebサイトについて詳しい人に聞いた時、あるいは家電量販店の店員さんに質問した時など、相手が生き生きと専門用語を羅列しながら、聞いてもいないことまで延々と喋り続ける・・・そんな経験ありませんでしょうか?そんな方たちにも、そっとこの本を手渡したいな、と思いました(笑)

 

本読みました。賢く生きるより辛抱強いバカになれ

京セラの創業者、「経営の神様」稲盛和夫さんと、iPS細胞でノーベル賞を受賞した山中伸弥教授の対談をまとめた本です。

偉業を成し遂げた2人には、理系出身、工場経営者を父に持つ、愛妻家・・・など共通点があるそうです。自らの原点である父の存在や、栄光を掴むまでの挫折続きの人生、仕事観、リーダー感、これからの課題などなど、多岐にわたるテーマの中から、2人の価値観が垣間見られた気がしました。

特に、山中教授の話からは、iPS細胞について詳しく知ることができました。簡単な仕組みや、発見に至るまでの紆余曲折、現在抱えている課題と今後の展望など、サイエンス的な意味で、知識を深めることができました。

一方、稲盛さんの話は、一言一句が含蓄にあふれ、身にしみました。経営者として何に重きをおくべきか。「心」「考え方」がいかに大事か。基本が分かっていれば、自ずと出てくる行動は決まってくる。非常にシンプルで、明快。純粋な生き方に感銘を受けました。

読み終え、謙虚な気持ちと自己研鑽の心、「大義」(目的)が大事だと強く感じました。お2人の現在の地位や名声、評価は、自らの信念にしたがい、愚直なまでに一貫した姿勢で物事に取り組んだ結果にすぎないのでしょう。稲盛さんの本をもう少し掘り下げて読んでみたくなりました。

涙が止まらない。 Blind Melonについてのブログエントリーを見つけました。

涙が止まらない。
Blind Melonという大好きなバンドがあって、1992年に出た1stアルバムは未だiPhoneのミュージックアプリに入って時々聴いているわけだけれども、そのなかでとりわけ好きな「Change」という曲がある。
この曲の一節「俺が絵を描き、彼らが色を塗るだろう」ってところがあって、その言葉をググってた時に見つけた、とある方のブログエントリー。

http://blogs.yahoo.co.jp/azusawa1206/1921431.html

このバンドのボーカル、シャノン・フーンは、天才の呼び声が高い中、2ndアルバムを出した後、ドラッグのオーバードーズで若くして亡くなってしまいました。当時も相当ショックを受けたんだけど、このブログ読むと、当時小さかった娘さんがいたらしい。
で、このブログエントリーの最後に、当時まだ小さかった娘さんが大きくなって、このChangeという曲をライブで歌っている動画があった。これを見て、本当に涙が出た。
ブログにもあったけど、僕のずっと好きだった一節のように、シャノンの作った歌を、何年も後、その娘が色をつけたって、本当に泣けてくる。
たまたまだけど、本当にこの記事、そしてこの動画に出会えてよかった。

40分ピッツァを待たされて顧客満足について思いを馳せた。

昨日、てかもう一昨日か。都内でひとりでPizzeriaに入った時の出来事。

人気店らしく、行列。ま、ちょっと待った後、一人ということもあり、テーブルに案内された。
行列の間にメニューが配られたので、席に座った直後にランチメニューを注文した。

ほどなく、前菜到着。が、その後Pizzaが待てど暮らせど出てこない。
ま、昼休みには十分すぎるほど余裕もあったし、消化していない本やメルマガなどもたくさんあったため、おとなしく待っていました。混雑しているから遅れてるのかなー、ぐらいの気持ちでした。

「やっぱおかしいよね」と思ったのは、後から来たはずの隣のおねいさんのもとにPizzaが運ばれ、食べ終わった頃。時計を見れば、40分ほど経っていました。腹も減り、若干イライラしていましたが、そこは好青年の私。お店の方に「あと何分くらいかかりますか?」と丁寧に聞きました。
店員さんは驚いた顔で注文を確認し、「お時間大丈夫でしょうか?申し訳ございません。注文が漏れていたようで、今すぐ焼きます。4分ほどお待ちいただけませんでしょうか」と謝罪してきました。

怒っても良かったのですが、怒るだけ損ですので、優しく「ええ、いいですよ。時間もあまりないので、食後のデザートやドリンクも一緒に運んでください」と応えました。この時の私の安らかな笑みは、店員さんにはきっと仏のように映っていたに違いありません。

で、食べてお会計。この時もまた、すみませんでした。と深々と頭を下げていました。

うん。

いいんですよ。対応としては何にも間違っていないですよ。

だがしかしですね。僕ならこうしたと思うんですよ。

・デザートをセットメニューのものではなく、ケーキ等にグレードアップして提供する。(ランチメニューには、数百円上乗せでグレードアップできるようになっていた)または、
・お会計の時に、いくらかディスカウントする。または、
・お会計の時に、次回使えるクーポン券などを渡す。

いずれも店にとっては数百円の出費で済むと思います。

ここで唐突に「顧客満足」の話に飛びますが、私は「顧客満足」ってのは、必ずしも「110点」とは思わないんですね。「顧客満足」ってのは、「お客様が期待している点数+α」だと思うんですよ。

今回の場合、「注文を忘れ、待たせてしまった」という大幅な減点があったわけです。仮に待たせたことで「60点」減点としましょう。すると、待たされた私は、この店での体験に対して、「40点」と評価することになります。

顧客満足度が「110点」だとすれば、到底顧客満足には到達することはできません。70点稼ぐには、並大抵のことではありませんよ。まあ、オーダーをとってくれたかわいい女の子がデートしてくれたら、70点くらい、すぐにあげちゃいますけど。

しかし、ここで上記のような数百円の出費をしたらどうでしょうか。70点はあげられなくても、5点くらいはあげられるのではないでしょうか。待たされた私は「まぁ、40点だな」という気持ちから、+αの5点もらったことで、ずいぶんと顧客満足度はあがったと思います。「待たされた」という不快な気持ちはどこかに飛び、「こんなに真摯に対応してくれたんだ」と気持ちよくなり、また来ようと思うでしょう。友達にもこの体験を話すかもしれません。

こうしたように、失敗をした時にこそ、少しの+αで大きくファンを獲得するチャンスなのに、どうして多くの飲食店は、こうした対応を柔軟にすることができないのでしょうか。(「『多くの』って言っているけど、大体の飲食店はそうしたちょっとしたサービスをしているよ」って方は、きっと私より数多くの良質な飲食店をご存知なのだと思います。私自身はそういったホスピタリティー溢れる対応を受けた経験は、数えるほどしかないもので。。。ってか、行くところが安いところが多いからだな、きっと)

対応してくれた方がボンクラだったかというと、決してそうではないと思います。きっと彼には、そのような事態に想定した時、自らの裁量でそうした対応をする権限が与えられておらず、そうした判断をする責任者も不在だったのでしょう。もし、「万が一注文が漏れ、お客様を待たせてしまった場合、お客様の不満を解消するため、ケーキへのアップグレード、またはクーポン券を渡しても良い」といったルールを定め、周知徹底することで、たとえ責任者の確認をとらずとも、お客様への対応をすることができるはずです。飲食店で注文漏れることなんて、「飲食店あるある」でしょうから、その事態を想定した対応マニュアルは整備しておいて損はないと思います。

このようなスタッフへ裁量を与えることに関しては、月並みだけどディズニーは素晴らしいなと思う次第・・・。

つまりこんな長々と書いて何が言いたいのかというと、帰り際に見かけたショウウィンドゥのケーキがたまらなく美味しそうだった、ってことです。

本読みました。「嫌われる勇気」

「嫌われる勇気」というタイトルと、帯の「自由とは他者から嫌われることである」というキャッチコピーから、近年よく見る「言い切り型自己啓発書」と思いきや、(いい意味で)予想に反して、中身はぜんぜん違いました。

フロイト、ユングに並ぶ心理学者アドラーの教えを、哲人と青年の対話形式でわかりやすく解説。ただ体系的に解説しているわけではなく、「青年」にアドラー心理学に懐疑的、時に否定的な立場をとらせているので、わかりづらいところもすんなり理解できます。

アドラー心理学では、トラウマの存在を否定し、過去にとらわれず、「いま・ここ」にフォーカスをあてています。「不安だから外に出たくない」という原因論ではなく、「外に出たくないから不安という感情を作り出している」という目的論で語られるアドラー心理学は、確かに衝撃でした。発想の転換というか、物事の捉え方ひとつで、自分の感情が整理されたり、余裕が持てるということが、実感できる考え方でした。

「他人が自分をどう思うか、はコントロールできない。コントロールできるのは自分の感情だけである」といった考え方は、文中にもありますが、「7つの習慣」にも相通ずるところがあると思いました。(ってか、アドラー心理学のエッセンスを取り入れているのだと思います)

ここ数年の自分の気持ち、というか「こうあろう」とぼんやり感じていた自分自身の在り方が、アドラー心理学のそれと似通っている部分が多々あったので、非常に共感出来る内容でした。しかし、実践するには大いなる「勇気」と「覚悟」が必要だとも改めて実感しました。

冒頭にも書きましたが、タイトルや帯のキャッチコピーは、「嫌われる」ことが幸福への一歩、みたいな印象を与える気がして、正直あまり好きではありません。(目を引いたり、勘違いして手に取る人がいることは否定しませんがw)

アドラー心理学は、生きづらさ、息苦しさを感じることの多い現代を生きる人の何人かには、福音になるのではないでしょうか。実践とまではいかなくとも、このようなものの見方がある、と知っているだけで、ずいぶんと生きやすくなると思います。
とても読みやすく、物語としても引き込まれるので、あっという間に読んでしまうと思いますが、読書が苦手な方は、アドラー心理学関連の漫画もたくさん出ているので、そういったところから入るのもいいかもですね。

まんがで身につく アドラー 明日を変える心理学 (Business Comic Series)
マンガでやさしくわかるアドラー心理学
コミックでわかるアドラー心理学 中経☆コミックス
・・・いずれも読んでませんが。。。w

JOJOについて思うところ 2010

今から3年ほど前、JOJOについてTwitterで延々と語った夜がありました。当時は巷で話題になった(?)JOJO語り、あれから結構時間も経って読んだことのない方もいらっしゃると思うので、その時の記録をいま再び。(笑)
2010年11月なので、当時はまだSBR連載中でしたね。現在のジョジョリオンも含めて、アップデートした方がよいかしら??(笑)

ジョジョファンの方、感想お待ちしております(笑)

さて、JOJOについてだけどさ。
2010-11-11 23:16:03

「JOJOの奇妙な冒険」てのは一言で云うと「血統」そして「歴史」なわけですよ。おじいちゃんとおばあちゃんが結婚したからボクがいる・・・これ当たり前ですよね。だから、「第○部はJOJOじゃない」とかってのは間違ってると思うんですよね。
2010-11-11 23:18:43

JOJOは「歴史」なんですよ。そりゃあ幕末好きな人もいるし、戦国時代が好きな人もいる。近代史が得意な人だっているし、私みたいに弥生時代でギブした人もいる。だけど、全ての時代を経て現代があるんですね。それと一緒で、どの部もJOJOを語る上でははずせないわけです。
2010-11-11 23:19:43

JOJOについて話すときよく出るのが「波紋編」vs「スタンド編」の構図です。わかります。すっごくわかります。確かに3部以降、スタンド(最初は「幽波紋」と表記もされてましたが)が出たときは私も「?」と思いました。しかし、「スタンド」という概念をつくりあげることによって、それ以降の
2010-11-11 23:22:57

3部以降、スタンドでずーっと話が続くことからわかるとおり、世界観を無限に掘り下げる事に成功したのです。続いて、各部の私なりの感想及び読みどころについてお話ししたいと思います。
2010-11-11 23:26:12

第1部、JOJOが出たときはかなり衝撃的でした。個人的にはまるで洋画を読んでいるような、そのよく練られたストーリー展開に一番の魅力があると考えております。JOJOとDIOの因縁、そして成長がゴシックホラーの雰囲気に包まれながら見事に展開されていきます。そして主人公の死という結末
2010-11-11 23:29:11

そして第2部の展開を匂わすラストは、まさに洋画!JOJO史上、というより漫画史上に残る見事な終わり方だと言わざるを得ません!
2010-11-11 23:31:09

ある意味第1部で「これ以上ない」という見事なストーリー展開と結末を見せたJOJO、第2部は1部を超えられないか・・・という不安は杞憂に終わりました。なんてったって主人公が第1部の血筋をひき、なおかつ性格は真逆というこれまた素晴らしい設定で始まったのです。これは期待せざるを得ない!
2010-11-11 23:32:55

ちょっと休憩。電話かかってきた。
2010-11-11 23:33:37

さて、電話終わったので続き書くか。あ、ことぶきさんの言うとおり、ネタばれになっちゃってるな。これから楽しみにしていた人たちはごめんなさい。。。
2010-11-11 23:47:20

でも、言い訳をすると、JOJOに至っては、「先がどうなるだろう」という楽しみ方も勿論いいけれど、結果がわかっててもそこに至るまでの過程はすごく楽しめると思います。例えば、映画の名作を何度も見る感じに似ている。
2010-11-11 23:48:31

個人的に、第2部に引きこまれたところは、序盤、第1部で味方だったはずのストレイツォが敵として出てきたところ。あれだけの人格者でも欲におぼれる事がある・・・人間のあやうさを見事に描写したJOJOvsストレイツォ戦は、まだ10代の私には衝撃的すぎました。そしてラストも
2010-11-11 23:52:01

生態系の頂点を極めたカーズの最期、あんな結末きっと誰にも思いつかないッ!!ちなみに、最新のSBR(第7部)で出てきたマジェントマジェントという敵の最期も、第2部の結末を連想させるオマージュとなっています
2010-11-11 23:55:10

つーかこれ最後まで書ききれるのだろうか・・・ちなみに、ことぶきさんの質問に答えると、下書きなどはせず、即興で書いております。。。しかも手元に資料なしw
2010-11-11 23:56:15

続いて第3部、ついにスタンドが登場します。この3部、1,2部と少し作品の色合いが異なりまして、パーティで敵を倒しながら旅を続ける、いわばロードムービー的な作品となっています。1,2部はひとつの大きな流れがあったので単行本向け、3部は何週かで敵を倒していくといったより週刊誌向け
2010-11-11 23:59:04

という気がしています。第3部が人気が高いのも、そこら辺と無関係ではないと思います。ストーリー展開的には1,2部のほうが映画的で好みなのですが、何せ3部はスタンド登場というターニングポイントの作品、しかもそれまでの「戦闘力が高い方が勝ち」という世界を打ち崩し、
2010-11-12 00:01:07

「能力の相性と使い方、相手の裏をいかにかくか」というところで勝負が決まっていくところに決定的なおもしろさがあるのではないでしょうか。
2010-11-12 00:02:14

続いて第4部。ここらでさらに従来のJOJOファンに物議を醸し出す「仗助編」がはじまります。舞台は「杜王町」という、日本の閑静な住宅街です。ちなみに、ここは荒木先生の故郷仙台がモデルとなっているらしいです。
2010-11-12 00:06:50

この部は全体のストーリーがあるというよりは個々の「エピソード」の集まりで構成されている気がします。従来のいわゆる「バトル」的なものもあれば、「女ストーカー」や「漫画家」「料理人」はては「宇宙人?」までもがスタンド使いとして出てきます。気軽に読める分、シリアスな映画的ストーリーを
2010-11-12 00:08:57

求める方には少々物足りないかも知れません。ちなみに荒木先生はコミックのカバーで「4部になってスタンドが弱くなったと言われるが、日常の恐怖を描きたい」といったような内容をコメントを書いていた気がしますが、まさにその通り!ラスボスはまさに狂気の塊!
2010-11-12 00:10:27

暴力的な怖さというよりは得体の知れない恐怖といったほうが正しいでしょうか、この辺描かせたら荒木先生の右に出るものはいませんね。
2010-11-12 00:11:11

ちなみに、このラスボス、ある性癖を持っているのですが、当時連載で読んだときは恐怖を覚えたものです。さらに数年後、爆笑問題の太田夫人が同じ性癖を持っていると知ったときには「荒木先生マジやべぇ!!」と驚愕したものです。
2010-11-12 00:13:43

そしてこのラスボスの最期も、かなり衝撃的でした。こんな死に方、あるの!?みたいな・・・でも、この死に方がふさわしいと納得させられてしまうんですよね。
2010-11-12 00:14:36

第5部は舞台をイタリアにかえます。この辺から荒木先生の画力が神がかってきます。もはや絵画、芸術の域に達してきます。一コマ一コマ、芸術作品を見ていく感覚、これを数百円で味わえるなんて、なんていい世の中だと心底思わせてくれます。
2010-11-12 00:16:50

話が逸れました。第5部のジョルノジョバーナは血統的には実はJOJOじゃないんですね。彼はDIOの血をひいているんです。こんな設定!ありですか!!!
2010-11-12 00:18:06

そしてこのシリーズは、なんと言っても名言が多すぎるッ!ギャングの世界が舞台ですが、男の生き様のぶつかり合い、信念が物語中にちりばめられています。ここで名言をひとつ紹介しましょう。「『覚悟』とは!!暗闇の荒野に!!進むべき道を切り開くことだッ!」これだけで、第5部読む価値あり!
2010-11-12 00:21:42

ちなみに、第5部あたりから、各登場人物の人格形成の上で決定的な過去のエピソードが物語の合間に挟まれるという手法が顕著になってきました。今までもそれぞれの過去の背景が物語に深みを持たせていたJOJOですが、そのエピソードを挟み込むことでストーリー全体に緩急を持たせたり、より映画
2010-11-12 00:27:58

っぽくなってきたような印象を個人的には受けています。個人的一押しエピソードは、主人公ジョルノの仲間アバッキオの回想シーンです。元警察官だった彼が、なぜギャングの世界に身を投じたのか、涙なくして読めません。。。
2010-11-12 00:29:38

続いて第6部のストーンオーシャン。今度のJOJOは女性!というわけで、承太郎の娘が主人公です。殺人の濡れ衣を着せられ無実の罪で刑務所に投獄された空承ジョリーン。その背後に秘められた陰謀とは・・・
2010-11-12 00:29:52

この部、ラスボスの信念がヤバイです。彼は彼なりの考えで、本気で世界をよくしようとしている。彼はいっぺんも間違った事をしていないのです。誰かにとっての正義とは、必ずしもみんなにとっての正義ではない・・・そんなことを思わせられるラストバトルは必見です。どこかデビルマン(原作)と
2010-11-12 00:32:25

重なるのは私だけでしょうか・・・
2010-11-12 00:32:45

さて最後。一番新しいSBR(Steel Ball Run)についてです。こちらは連載を読んでおらず、単行本のみでおっているのをまず最初にお断りしておきます。単行本でもすでにラスボスとの戦いが佳境に入っているのでもしかしたら連載はもう終わってしまっているかも知れません・・・
2010-11-12 00:34:46

SBRは当初、JOJOの続編というよりは、パラレルワールドの話として始まりました。バトルものではなく、馬のレースを主軸に置いた、荒木先生の新境地とも言えるスタートでしたが、話が進むに連れどういうわけか、やはりスタンド同士の戦いに落ち着いていきました。
2010-11-12 00:36:17

パラレルワールドということで、第1部からの登場人物を彷彿とさせる名前が続出、それだけでJOJOファン鳥肌ものでした。なんせ主人公はジョニィ・ジョースターですが、もうひとりの主人公はジャイロ・「ツェペリ」ですからね。あのツェペリですよ!
2010-11-12 00:38:43

ちなみに、1部のツェペリさんの名前はウィル・A・ツェペリでしたっけ確か。
2010-11-12 00:39:13

第7部のテーマは「友情」そんな気がしています。ふたりの友情にはマジ泣かされます。馬で北米横断レースをしながら戦っていくストーリー展開は第3部的ですが、「友情」という面では、2部のジョセフとシーザーのようでもありますね。
2010-11-12 00:41:16

特にお気に入りのシーンが、11人の敵とのラストシーン。雪が降り積もる中ふたりの乾杯シーンは切なすぎ!涙流すよこれは!まるで映画のワンシーンです。
2010-11-12 00:43:29

まだまだ語りたい事は山ほどあるのですが、いい加減寝れなくなるので、今回はこの辺でしめたいと思います。ちなみに、荒木先生はJOJOの一貫したテーマは「人間賛歌」であると述べています。人間への生への賛歌。個人的には第5部あたりからそれがわかりやすく出ているなーと思います。
2010-11-12 00:45:26

JOJOは単にいわゆる「バトルもの」とか「知恵比べもの」ではなく、登場人物それぞれの人生を丁寧に描き、その交差をストーリーに載せている「伝記」とも言えるでしょう。そういった意味で、冒頭でいった「歴史物」として捉えるのが個人的には一番感覚として近いのではと思っています。
2010-11-12 00:47:20

なので、ただ単に「絵が苦手」とか「ゴゴゴゴってわけわかんない」とか「戦いものでしょ?」とかでどうか避けないでいただきたい。そこには男の人生が描かれているのだから・・・
2010-11-12 00:48:14

というわけで、だらだらと書きましたが、もし読んで下さっている方がいらっしゃいましたら、どうもありがとうございました。なお、今回書いた内容は私の記憶の中にあるものだけで書いているので、事実に相違や、解釈に間違いがあるかもしれません。何卒ご容赦頂ければと思います。
2010-11-12 00:49:39

はぁ。つっかれた。こうなることがわかっていたから、まとまった時間とった時じゃないと書きたくなかったんだよなw
2010-11-12 00:50:18

ああ、俺1時間も語ってたのか
2010-11-12 01:00:27

「作りながら学ぶHTML/CSSデザインの教科書」は最高に分かりやすくて捗った!


作りながら学ぶ HTML/CSSデザインの教科書

実際にサンプルサイトを作りながら、ステップ・バイ・ステップでHTML/CSSを学べる一冊。サンプルサイトも、シンプルながらお洒落でかわいい!ので、どんどん作りたくなります。

本書はホームページ制作に興味のある初心者をメインターゲットとしていますが、これからのメインストリームとなるHTML5で追加されたタグなどについての解説もあるので、(私のように)今まで独学で学んできた方が学び直すのにも最適な一冊となっています。

各章の冒頭に、「この章でできること」が1~2ページにまとめられていたり、章内の各項目でも、最初にページの「before→after」のイメージが掲載されているなど、これから学ぶことのゴールが見えやすく、学習のモチベーションを保てるように工夫されています。

また、初心者が陥りやすいミスや、実践で役立つワンステップ上の知識など、補足事項が載っているコラムも充実しています。

コードやページサンプルが色分けされていることにより、非常に内容がわかりやすくなっています。
コードの色分けは文書構造が一目で理解しやすく、また、特に初心者が混乱しがちなpaddingとmarginの違いなども、cssの指定がどの部分に適用されているかが視覚的にわかりやすく説明されています。

また、floatを使ったページレイアウトについては、9ページほど割いて丁寧に説明してあります。(私のような)初心者が陥りがちなミスの回避法や、今ままでどうやってレイアウトの不都合に対応してきたのかの歴史(?)、さらにはCSS3での「フレキシブルボックスレイアウト」についても触れられています。

個人的には、前述のfloatの制御についてと、メニューなどのナビゲーションについて、現在のスタンダードを体系的に学びなおせたのがよかったです。
冒頭にも書きましたが、初心者の方や、昔独学で学んだきりの方にオススメです!

【備忘録】WordPressでテーマ変更が反映されない時の対処法

【備忘録】WordPressでテーマ変更が反映されない時の対処法

→ wp-content/advanced-cache.phpを削除。

【事の経緯】

私もパーソナリティーとして参加しているPodcast番組「りんごは踊る、されど並ばず。」のウェブサイト(WordPressで作成)のテーマを(トマト屋が)バージョンアップしたところ、表示がおかしくなった。(CSSが適用されていない?)

デフォルトテーマ等、別のテーマに切り替えても表示が戻らず、(トマト屋が)焦る。

【原因】

プラグイン「WP Super Cache」インストール時に「wp-content」フォルダ内に生成される「advanced-cache.php」が原因で、サーバー上にキャッシュが残ったままで変更が適用されなかった。(「WP Super Cache」はサイトの表示を高速化するため、キャッシュを作成するプラグイン)

変更が適用されていないということで、当初からキャッシュが悪さしていると想定していたのだが、当該プラグインが「無効化」になっていたので、気づくのが遅れた。「無効化」していても「advanced-cache.php」まで無視する訳ではなく、キャッシュする機能そのものは生きたままだった。

【対策】

「wp-content」フォルダ内の「advanced-cache.php」を削除。
当面、当初利用しようと思っていたテーマは使用を中止し、WordPressのデフォルトテーマを利用。当初利用しようと思っていたテーマがなぜレイアウトがうまく表示されないのか、原因は調べてない(笑)

【備考】

「advanced-cache.php」みたいな、自動的に追加されるプラグインは「ドロップイン」という項目に表示されるよう。

プラグイン→ドロップイン

【参考URL】

WP Super Cache に大はまり | Bloody Mary – blog
プラグイン「WP-super cache」は、サックリ削除しちゃだめ | 日々歳々

SPEC〜零〜エキストラ出演は最高に高まったッ!

10月23日、TBSで放映された「SPEC〜零〜」にエキストラ出演しました〜!

この作品は、2010年に放送された連続ドラマ「SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜」の前日譚となるSPドラマ。

SPECは、連ドラの時から大ファンでした。前回のSPドラマの撮影で、成田ロケが行われたことを放送後に知り、激しく後悔。二の轍を踏むまいと、成田ロケーションサービスの市民エキストラに(このためだけに)登録し、密かに機会を伺っていました。

そして今年の3月7日。ついに運命のエキストラ募集メールが!

時は来たッ!!

全ての予定を調整し、家族も説得して速攻「行けます!いや、ぜひ行かせてくださいッ!!」と返信しました(笑)

収録は1週間後。3月中旬に、寺台にあるナリコーセレモニーホールで行われました。

シーンは加瀬亮さん演じる主人公の瀬文の父親、及び、瀬文の後輩となる志村の父親の葬儀。事前に礼服で来るよう指示がありましたが、当日は、現場に用意された警察官の制服に着替えての撮影となりました。

まずは瀬文の父親のシーン。高嶋政伸さん演じる入山隊長と瀬文の乱闘もあり、迫力あるシーンとなりました!

高嶋政伸さんの鬼気迫る演技には圧倒されました。撮影に入る前から台詞を繰り返しつぶやき、役に没頭していく姿からは、プロフェッショナリティを感じぜずにはいられませんでした。

そして、私はというと、参列席に座っていたのですが…

20131026-185121.jpg

いたー!!殴られてるシーンで少しだけ映ってました(*^^*) (後方左から2番目)

そして、瀬文の後輩、志村の親の葬儀シーン。撮影前にスタッフがエキストラの配置などを指示してくれます。そのスタッフの近くにたまたまいると…
「君はじゃあそこ」と言われた場所はなんと!

焼香台の前に立つ瀬文の隣!!

うわーーッ!!((((;゚Д゚)))))))

緊張MAX!
本番直前、加瀬亮さんから、焼香のタイミングを確認するため一言声をかけられたことは一生の思い出です(≧∇≦)
で、肝心の撮影は、何が何だかわからないうちに終わってました。。。

20131026-185230.jpg

はいガチガチなのが一目瞭然(笑)

撮影自体は短かく、放送で使われてたのは、ほんと数分ですが、撮影当日は大体5時間くらいいたかな?とにかく待ち時間がすごく長かったです。でもこれ、スタッフさんたちが準備してる時間。カメラの位置など決めるのも、すごく時間がかかる作業でした。あらためて、制作している方達はすごいなぁーと見ていて思いました!

大好きなSPECに、エキストラで出演することができて、本当に嬉しかったです。
前述したとおり、加瀬亮さんと一言でも話せたのが、一生ものの貴重な体験でした!
また、堤監督も以前から大好きなので、実際に目の前に来た時は感動しました。
唯一の心残りは、もうひとりの主人公の戸田恵梨香さんに会えなかったことかな (オイ

撮影後、数日は浮かれまくっていました(笑)(そして、放送された今、あの時の感動を思い出して、再び浮かれてます)

これから完結編の映画「劇場版SPEC」も公開されます。今から待ちきれないッ!!

JOJOVELLERがやってきたッ!:開封の儀

「ジョジョの奇妙の冒険」画集「JOJOVELLER」がついに届きました!
極度の興奮状態ッ!!!「最高に『ハイ!』ってやつだアアアア」
というわけで、普段はあんまり好きじゃない、開封の儀とやらをエントリーしてみる(笑)

20130919-112623.jpg

Amazonから届いたダンボールを開けると、大きく「JOJOVELLER」の文字が書かれた箱がッ!箱の周りに「ゴゴゴゴゴゴ・・・・・」という文字が見えそう・・・

20130919-112633.jpg

なにが入っているかはあらかじめ知っているものの、「収録内容」を目にすると、興奮を抑えきれないッ!!

20130919-112646.jpg

恐る恐る箱を開けてみる・・・まさかヌケサクが中にいるなんてことは・・・

20130919-112653.jpg

ドジャアア~~ン!ついに姿を現した「JOJOVELLER」!結婚式のアルバム以来だぞ、この白い薄い袋(笑)

20130919-112700.jpg

外の豪華BOXは豪華な光沢仕上げ。写真にはあまり写らなかったけど、「JO」やハート、ピースマーク、錨マークなど、おなじみのアイコンがエンボス仕上げされています。

20130919-112707.jpg

表から続く帯には、各部のJOJOとスタンド。一方向に向かって、どこかに行く姿が。シーザーとかツェペリさんがいるのが泣ける。。。

20130919-112718.jpg

豪華BOXには、画集と、ヒストリーブック・スタンドブック・Blu-rayディスクが入った「JOJOVELLER +」と書かれた箱の2つが入っていました。書き下ろしの定助がカッコ良すぎる!

20130919-112725.jpg

開くと、金色の中表紙!まさに黄金の精神!!!(絵はジョジョリオンだけど)

20130919-112731.jpg

おいおいおいおいおいおい!!!のっけからこのテンション!やばくねぇか!?B4サイズいっぱいに広がる原画、原画、原画!!!この迫力は、「圧巻」の一言!書き下ろしを含めて、208ページ、300点以上。

20130919-112742.jpg

そして「JOJOVELLER +」。ここにも定助。渋すぎる・・・

20130919-112748.jpg

中を開けると、「ヒストリーブック」と「スタンドブック」が並んで入っていました。

20130919-112756.jpg

「ヒストリーブック」には、荒木先生を見いだした初代担当編集者「椛島良介」氏との特別対談をはじめ、歴代担当のインタビュー、コミックのカバーコメント集(これ貴重かも!)、ジョジョ展の記録、そして荒木先生のインタビューが収録されています。これは読み応えあるなぁ!!魔少年ビーティーやバオー来訪者についても語られているのがアツスギル!!!

20130919-112804.jpg

スタンドブックは、第3部から最新8部までのスタンド140体以上が収録!荒木先生のコメントつき!

20130919-112810.jpg

そしてBlu-rayディスク2枚組!ジョジョ展の記録映像と、荒木先生の制作現場に密着したメイキング映像がそれぞれ収録されているとのこと。今すぐ見たいが、単身赴任先にはBlu-rayの再生機器がないッ!!! orz

まとめ

ファーストインプレッションは「豪華」の一言。外装の仕上げはもちろんのこと、原画、文字情報、映像・・・すべてが盛りだくさん!「2万円」と聞くと一瞬ひるむ方もいるかと思うが、画集だけでもそれだけの価値がある、そんな「JOJOVELLER」です!好きな人は絶対に買いッ!!

B4(見開きB3!)いっぱいに広がる迫力満点のジョジョワールドを堪能しております。

JOJOVELLER完全限定版 (マルチメディア)