「成田のお財布どうなってるの?成田市の財政状況ー市の台所事情ー」に参加してきました!

3/23、お茶を飲みながら市民が交流&学ぶ出会いの場をつくる「グリーンズカフェ・なりた」主催の「成田のお財布どうなってるの?成田市の財政状況ー市の台所事情ー」という勉強会に、縁あって参加してきました。

成田市財政課の職員の方が、成田市の財政状況や、予算について、わかりやすく説明してくださいました。

内容はこんな感じ。

1. 基礎知識
2. 25年度当初予算
2-1. 予算総額
2-2. 会計別の予算額
2-3. 一般会計の予算
2-4. 家計に置き換えてみると
2-5. 主な事業
3. 財政分析

以下、メモ。
・基礎知識「予算ってなに?」「予算はどのように決めるの?」「予算は変更されるか?」
・予算規模は一般会計560億、特別会計257億、合計817億円。
・一般会計の予算の収入について。市民税などの自主財源と、国・県支出金などの依存財源。それぞれ382億、178億円。
・自主財源の大部分を占める市税は、近隣に比べて割合が大きい。保育料も比べると安いそう。「子育てしやすい」という理由で成田市に居住する方もいるらしい。
・依存財源「市債」は、銀行からの借入金。ゴミ焼却施設の事業費などを複数年度に分けていくために利用している。予算の平準化と利用者の世代間負担を分配するため。
・支出を目的別・性質別にそれぞれ説明。予算の議論、承認などは目的別で、予算の分析は性質別に見ていく。
・支出(性質別)は、人件費や扶助費など削減するのが難しい「義務的経費」、道路の整備などの「投資的経費」、物件費や繰出金などの「その他」に分けられる。
・「予算を家計に置き換えてみると」一般会計560億円を、年収800万円にして説明。家計に例えると、給料510万円、親からの援助201万円(笑)
・支出の主な事業6項目の説明。前例踏襲型施策の体系を作ることで、前例踏襲型にならないように、予算を何のために使うか、目的を整理して予算の使い道を考えている。
・「成田市の財政状況」では、予算規模・税収・基金の残高・市債残高の推移や、財政力指数について。
・成田市の経常収支率の推移。16年は78.3→25年は87.0。経常収支比率は財政の健全性を表し、高くなると運営が硬直化してくる。成田市は増加しているので、注視していかなくてはならない。
・成田新高速鉄道、清掃工場、駅前再開発という3つの大規模事業の進捗により、予算規模のピークは超えてきている。
・成田市の財政は豊かなのか。厳しいのか。言葉は都合で変わってくるが、数字は変わらない。数字を見て各自で判断していくことが必要。
・休憩をはさんで質疑応答。空港からの税収や、3月議会で審議のあった事業など。

落書きが書いてありますが(笑)資料はこちら。とてもわかりやすいので、ぜひ見てみて下さい。

個人的には、市債の話と、「家計に置き換えると」がかなり興味深かったです。後者の「家計」、実は来年度の予算が出たら自分なりにつくってみようかなと思っていただけに、ドンピシャな感じでほしい資料作ってくれました。

この手の講演会だと、質疑応答があまり出てこない印象ですが、みなさんとても意識が高く、1時間たっぷりととってあったはずが、時間足りなくなるほど。空港依存度が高いことへの不安を口にする方や、中には、これから発生するであろう橋梁などの老朽化対策にかかる将来的な支出や、市債(借金)の返済などかなり専門的で突っ込んだ質問まで飛び交いました。
職員の方はどの質問にも、上辺だけの通り一遍等な回答ではなく、時には厳しい実情・内情なども交えながら丁寧に答えて下さり、その真摯な対応には好感が持てました。

私は今まで、あまり市の予算というものに興味があったわけではなく、「成田は空港あるから財政は豊かなんでしょ」という漠然とした捉え方しかしていませんでした。そして、そういう市民の方は大勢いるのではと思います。ただ、こうして複数年度の推移や、借金、市が進めている事業等を見てみると、決して楽観視できる状況ではないということがわかります。

市がいま何に力を注いでいるのか、どのサービスを手厚くしようとしているのか、私たち市民も「予算」というフィルターを通して知ることができるのではないでしょうか。もっと勉強したくなりました。

講師の職員の方がおっしゃってた言葉で印象に残ったのは「Needなのか、Wantなのか」。これは常に意識していきたいですね。

ちなみに、今回のこの勉強会は、「なりた知っ得出前講座」というサービスを利用したものでした。こういった行政のサービスは、もっと市民に広く知られてほしいし、利用してほしい。私たちも、「してくれない」「教えてくれない」と文句ばっか言うんじゃなく、自ら情報を仕入れていかないとね。

当日の資料を見たい方は→ なりた知っ得出前講座「成田市の財政状況」(pdf)
成田市の財政についてもっと詳しく知りたい方は→ 財政白書(平成19年度版)

 

演劇を通して成田をPR-「空から目線でテイクオフ!!」を見て思ったことなど。

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「成田(と成田空援隊の活動)のテーマとした演劇がおこなわれる」を聞き、いてもたってもいられなくなり、見に行きました。

とっても楽しめたし、こういう街のPRはとてもいいなぁ!と感じました!!

劇全体の印象,感想

現実の成田の取り組みや、成田を盛り上げるために結成された成田空援隊がどのような課題を抱えているのか、などがデフォルメされ劇に組み込まれているので、鑑賞することで成田がいまどういった立場におかれているのか、どのようにしたいんだけど、どこでつまづいているのか、などがわかりやすく理解できるようになっています。

劇全体はコメディタッチでありながら、ホロリと泣かせるところもあり、心が揺り動かされました。とても面白く、満足しました!また、成田市民にはあまりのローカルネタにニヤリとさせられること間違いなし!でした。

各登場人物の名前が、成田の地名でしたね(笑)玉造さんとか赤坂さんとか…滑川さんとかクスリとしちゃいましたよ(笑)

私は地域情報の制作という仕事柄、その取り組みや内情がある程度耳に入ってくるので、少し説明臭く感じてしまうところが正直あったのですが、なにも知らない方、ほとんどの活動を知らない市民には、実情や背景をどうしても説明せざるを得ないので、そういった目線ではちょうどよかったのではないかと思います。他の方の意見も聞きたいところです。

空援隊のおかれている立場の表現

「空援隊が今、その存在意義を見失い、模索している」「空援隊の想いが市民に伝わらない」という葛藤・苦悩は、すごくよく表現できていたと思うし、正直このテーマにまで踏み込んで創るとは思っていなかっただけに、とても勇気というか、本気度を感じました。ただ市民をホールに集めて「こんなことしてるんです!だから応援してください!わかってください!」とどこかのコンサルタントが猿芝居するより、役者の方がこうして演じたほうが、実情も伝わるし、素直に応援したくなりますね(笑)
あえて気になったところを挙げれば、少し自虐的すぎたかなと。「自分たちは成田を盛り上げようとがんばっているのに、成田市民から嫌われている」というのは、個人的にはちょっと違和感を感じました。もちろん残念ながらそういう捉え方をしている市民もいるとは思いますが、「成田空援隊の活動は素晴らしい!ただ、それをアイコン化しているコンサルタントのプロモーション手法が反感を買っている」と捉えている私(何様だw)としては、誤解されてとらわれている気がして、少し胸が痛くなってしまいました。。。コンサルタントが抜けて、これからが空援隊が本当に地域に根ざしていく時だと個人的には思っています。

”演劇”を通じて成田をプロモーションしていく、ということ。

「共感」→「応援」という流れに持っていくために、演劇は非常に有用と思います。楽しませながら内情を無理なく伝えることが出来ますし、行政の広報誌や業界誌などでのPRとはまた違った層に訴えかけることができるといった意味で、今までの一方向的なプロモーションとは違う、ユニークなアイデアだと感心してしまいました。

こんな風に、演劇だけでなく、音楽やイラストなど、アーティスティックなアプローチや様々な手法で市をプロモートしていく必要性と重要性に気づかされた公演でした。

10/24〜26まで、築地でも公演が行われるそうなので、都内の方で成田出身の方、成田に興味のある方はぜひご覧ください!もちろん、成田に興味がなくても、舞台そのものも、とてもおもしろいですよ!!

劇団SHOW&GO FESTIVALホームページ

成田祇園祭Ustream配信に思う (後編)

成田祇園祭Ustream配信に思う (前編)
成田祇園祭Ustream配信に思う (中編)の続きです。

成田市PRにおける、Ustream配信の今後の課題

そのほかにも色々気になる点等ありましたので、課題として列挙したいと思います。

1. CMのあり方
成田ケーブルテレビ版には、(放送と同じ映像を利用しているからだと思いますが)、通常のTVCMが流れていました。これも前述のライブ感を損なう原因かなと思います。CMが悪いとはいいませんが、ライブ感を損なわないタイミングや内容など、吟味する必要があると感じました。
また、オフライン時の映像についても、配信状況の予定や案内、ダイジェストや静止画など、オンライン時にいかに集客するかを意識しながら構成する必要があるかと思います。

2. 回線環境の整備
私も昨年(2011年)春の成田太鼓祭でライブ配信を試験的にやらせていただきましたが、その際痛感したのが、「屋外での回線確保」です。
WIMAXなどモバイルWi-fiの普及により、高速通信が屋外でも可能となりましたが、やはり映像を配信するのは、連続的にパケットを送信する必要があるのか、どうしても不安定になってしまいます。
これは通信業者の都合ですので、配信側だけの努力ではなんともならない問題かと思います。が、あえて提言すれば、観光PRの取り組みとして、商店街や行政などがwi-fi(フリー、または許可制)を町中に設置し、開放すれば、ライブ配信などで街の魅力を市内外、国内外に発信することに寄与できるのではないかと思います。そのような取り組みをしている商店街もあるそうなので、できれば行って視察してみたいです。

ちなみに、現在、成田駅前再開発ビルのなかにつくられる予定の中規模ホール施設のパブコメで、「wi-fi環境の整備」を提言しました。ホールは大抵、音が漏れないよう防音となっており電波の入りが悪いです。一方、今後は公演をUstream等で配信したい、といった要望が増えてくるものと私は予想します。その際、舞台上で回線を使用したいといったニーズに応えるため、wi-fiの設置は必要と感じています。(さらに「ちなみに」なんですが、行政の反応はというと、いまいちピンときてなさそうでした・・・)

3. インタラクティブ性(双方向性)の活用
今回、記事にはほとんどふれませんでしたが、Ustreamが既存のメディアと決定的に違うところは、ソーシャルストリームという、視聴者側からのコメントがリアルタイムに共有できるところにあります。このインタラクティブ性こそ、最大限生かされるべき特徴かと思います。

ただ、この辺の加減はむずかしいですね。イベントの特性と、視聴者が何を求めているのかで変わってくると思います。例えば、宇多田ヒカルさんのライブが過去にUstream配信されましたが、ここで配信側や出演者がソーシャルストリームと絡むことはまず不可能だし、視聴者側にも求められていないと思います。一方、座談会やセミナーなどは、質問などを積極的にソーシャルストリーム(視聴者側)から拾うことで、現場・視聴者側に一体感や広がりを持たすことができます。

成田のイベントを発信する際、どちらがよいかを意識しながら配信のあり方を考えていく必要があると思っています。

むすびに

とまあ、こうして書き連ねてみると、結果的に、一日大変な思いをして配信してくださる方をしり目に色々とケチをつけてしまう内容となってしまったのですが、もちろん、こうした取り組みをした2社には大いなる尊敬と感謝の念を抱かざるを得ません。(とってつけたようだな汗)

こうして配信をすることで、成田の魅力が伝わり、「へ~こんなことやってるんだ、おもしろそう!今度行ってみたいな!」と思う人がひとりでもいれば、本当にうれしいことだと思います。

まちの活性化のためにも、これからもどんどんこうした配信や取り組みが増えていけば、と願ってやみません。
くっそう、俺もなんかしなきゃ!!(大変刺激を受けました!MCEFactoryさん、成田ケーブルテレビさん、ありがとうございます!)

成田祇園祭Ustream配信に思う (中編)

成田祇園祭Ustream配信に思う (前編)の続きです。

Ustream配信で「ライブ感」を作り出す要素

今回、「鮮明でマルチアングルでわかりやすい映像」よりも、「粗く画角に制限のある映像」のほうによりライブ感、熱気を感じ、「そこにいるつもり感」とも言える「疑似体験感覚」、そして何よりも「その場に行きたい」という参加意欲をかき立てられたのはなぜでしょうか。自分なりに整理してみたいと思います。(なお、繰り返しになりますが、あくまで個人的な感覚ですのであしからず…)

1. 一次情報に近いか否か
「アングルを替える」という行為は、そこに編集側の「演出」が入ることになります。成田ケーブルテレビ版のマルチアングルでの配信に対し、 MCEFactory版は1カメで、カメラ切替による映像演出がありませんでした。未編集・未演出のMCEFactory版の配信は、より一次情報(私は直接見た、会った、直接聞いた、 という自らが仕入れた現場情報)に近い映像だったことが、ライブ感を高めた理由だと考えます。

2. テレビの番組フォーマットに近いか否か
成田ケーブルテレビ版の「鮮明でマルチアングルでわかりやすい映像」は、いかにも「テレビ的な映像」でした。(ケーブルテレビの生放送番組と同等なので、当たり前と言えば当たり前ですが…)うまく言えませんが、「完成されたパッケージ製品」というか・・・普段見慣れてるテレビのフォーマットに近い形であればあるほど、テレビ以上のものをそこから感じることが出来ず、ライブ感が損なわれるような、そんな気がします。

3. 配信者の息づかいが感じられるか
細かにカットを替え、より完成された「テレビ番組」の形に近づけば近づくほど、カメラマン=配信者を意識できなくなります。(このこと自体、テレビ的には良いことなのだと思います)一方、1カメで、ズームしたりパンしたり…そこには「ここを見せたい」という配信者の思いが伝わります。現場で汗を流しながら、必死でカメラを動かす配信者の姿が目の前に浮びます。映像から配信者の息づかいが感じられるか、配信者をいかに身近に感じることができるか、これもライブ感、その場にいる感を高める大きな要素だと思います。

4. 画質の粗さ
画質の善し悪し、これはライブ感というより、「現地に足を運んで、実際に見てみたい」という気持ちを駆り立てるのではないかと思います。配信環境の違いにより、MCEFactory版は、成田ケーブルテレビ版に比べ、正直画質の面では劣っていました。成田ケーブルテレビ版は、山車の細かな装飾が見えるほど鮮明で、映像そのもので満足してしまうレベルでした。一方、画面から詳細がわからないMCEFactory版は、見てるともやもや、やきもきしてきます。「ああ、これ実際見たら迫力あるだろうなあ、綺麗だろうなぁ」という欲求が 高まります。「詳細を見せない(見せられない)ことで、現地へ行ってみたいという気持ちを起こさせる」といった効果があるのではないでしょうか。(ちなみに、私はこの気持ちの動きを「パンチラ理論」と名付けています(笑) )

Ustreamはテレビの生放送に変わるのか

Ustreamはテレビにとってかわるものなのでしょうか。Ustreamの醍醐味は「ライブ感」にあると思います。前項であげたライブ感を作り出す要素を考えると、テレビ番組の面白さとUstreamの面白さは必ずしも一致しない、というのが自分の考えです。逆に言うと、優劣をつけるものではなく、共存・棲み分けができるものだと考えます。完成された映像と一方向に届けるパッケージとしてのテレビ番組、未編集・未演出で一次情報をできるだけ生の状態で届けることでライブ感を強調するUstream配信(本当はここに双方向性についても付記したいですがそれはまた別の機会に)、誰に向けて、どんな目的で映像を配信するかによって、使い分けたらよいのではと思います。


他にも書きたいことがあるのですが、またまた長くなってしまったので、次回に続きたいと思います。(まとめ下手だなおい)

成田祇園祭Ustream配信に思う (前編)

成田の夏の風物詩、成田祇園祭が今年も7月6日~8日の3日間にわたり、盛大に行われました。

今年、(観光的な視点で)際立っていた点は、Ustream配信(インターネットでの生中継)が行われていたことではないでしょうか。

成田祇園祭Ustream中継画面キャプチャ (MCEFactory)

成田市観光協会協力の下、MCEFactoryと、地元ケーブルテレビNCTVがそれぞれ3日間、成田祇園祭を中継し、成田のPRに一役買っていました。

今年は用事や仕事が重なり、無念にも祭りに繰り出せなかったのですが、この2社のおかげで、Ustreamでの中継で祭り気分を味わうことが出来ました。

ただ、それぞれのUstream中継を見て、課題も改めて浮き彫りになってきました。ここで、思ったことをつれづれと書きたいと思います。

なお、これから書く内容はあくまで個人的な感想に基づくものです。

MCEFactory版 成田祇園祭中継
http://www.ustream.tv/channel/%E6%88%90%E7%94%B0%E7%A5%87%E5%9C%92%E7%A5%AD-2012

成田ケーブルテレビ版 成田祇園祭中継
http://www.ustream.tv/channel/narita-gion

配信環境(憶測含む)の違いについて

MCEFactory版は、初日大本堂前の総踊りの際、1カメで階段の上から俯瞰で撮っていました。インターネット回線はポータブルwi-fiを利用していたものと思われます。

成田ケーブルテレビ版は、ケーブルテレビでの生放送の画像をそのままUstreamで中継していたと思われます。複数カメラからの映像を切り替えながら模様を放送していました。

それぞれの配信を見た所感

 MCEFactory版は、回線状況上、致し方ないのですが、やはり画像が粗く、また1カメでしたので、パンやズームなどは駆使していましたが、やはり各町のアップや別アングルで見たい、といったところの欲求が出てしまったのは否めません。

一方、成田ケーブルテレビ版は、放送用に局に飛ばした映像を優先でインターネット回線に載せているので、映像が半端なく綺麗でした。また、地上からの寄りの映像を中心に、複数のカメラの映像をスイッチングしながら、わかりやすい映像で祭りの様子を楽しむことができました。

こうして文字だけ見ると成田ケーブルテレビの映像の圧勝、という印象を受けますが、不思議なことに、個人的にはMCEFactory版の方にライブ感を強く感じました。

成田ケーブルテレビ版の、鮮明かつ複数カットをスイッチングした映像は、編集・完成されたテレビを見ている感覚になり、「いま」成田で行われているイベントの熱気さというのが、いまいち伝わりづらかったです。MCEFactory版は映像が粗く、1アングルなのに、なぜか現場の熱気や「現地にいますぐ行って見たい!」という気持ちをかき立てられました。
この心の動きは、自分自身とても新鮮で、なぜだろう、と自分なりに考えてみました。

・・・と思いましたが、エントリーが長くなってしまいましたので、次回後編に続きを書きたいと思います。

 

JR成田駅東口再開発事業説明会その4〜個人的見解その4最終回

7/31、JR成田駅東口の再開発について、住民向け説明会が市役所で開催されました。
ひっそりと・・・
4回にわけて書いていきたいと思います。
JR成田駅東口再開発事業説明会その1~説明会の内容
JR成田駅東口再開発事業説明会その2~説明会の様子
JR成田駅東口再開発事業説明会その3~私の質疑応答
第4回目は私の個人的見解について書きたいと思います。
4回で終えようと思ったけど、書いていたらどんどん盛り上がり文量が多くなってしまったので、
これまた4回に分けて書いていこうと思います。(←整理しろよ自分)
JR成田駅東口再開発事業説明会その4~個人的見解その1
JR成田駅東口再開発事業説明会その4~個人的見解その2
JR成田駅東口再開発事業説明会その4~個人的見解その3
いよいよ最終回。
まとめです。
*駅前を広げることには大賛成!安全で楽しい駅前をつくってください!
(タクシーやバスの運転手さんや駅前のお店、よく利用する人の話も聞いてね~)
*駅前のビルも反対しません。ただ、高層階の必要性についてはきちんと説明して下さい。
できなければ、より安価で景観に影響の少ないと思われる低層階にすべき!
*多目的ホールは賛成。けれど、公共サービスや託児などテナントの確保もきちんとしてください。
(もしスペースがなければホールはあきらめます…)
*市民への周知が不十分!広報等を利用した周知や再度の説明会開催をすべき!
文句ばっか言ってますが、ではどうすればよいか。自分ならどうするか。
*再度、事業全体を見直す機会を設ける。
あーこうやって書くとまた「白紙撤回」とか勘違いされそうだなぁ。そういうわけではなく、もう一度、今の時代にあっているかを見直す、ということです。
説明会のときに聞いた話では、開発事業について有識者を招き検討委員会が開かれたのが平成2年。なんと20年以上前の話です。
20年前からはビジネススタイルも人の考えも流れも、交通手段だって変わっています。また、街のグランドデザインといった概念も昔より一般化されてきました。
計画を白紙撤回するのではなく、現在の計画が今の世の中にあっているかを見直し、時代遅れな部分は直していきましょうよ、ということです。
もう一度まちづくりを研究している学者先生やNPO法人、地域活性に取り組んできた方など多方面から有識者を招き、検討する機会を設けてはいかがでしょうか。
*住民参加型の計画とする。市民を巻き込む。
説明会は、市長が出席し、市民の声に耳を傾ける。市民が納得いくまで何度でも開催する。
広報などで特集号を組み、まずはこういった計画が進んでいるということを市民に広く知らしめる。広報だけでなく、ケーブルテレビや地元ミニコミ紙等とのコラボでなんかやってもいい。それで、広報に入っている「市長の手紙」みたいな形で、市民の意見を広く募る。「こんな施設がほしい」とか、「こうしてほしい」とか・・・市民投票だってやっていいと思う。
僕が市長なら、市内の幼稚園や小学校に駅前の白地図配って、みらいの成田を担う子どもたちに、自由な発想で絵を描いてもらうな。で、授賞式とか。その中からあるべき駅前の姿が見えてくるかもしれないし、みんなが考える「にぎわい」が何なのかが見えてくる。
こうした取り組みを重ねることで、市民、子どもにも参加意識が芽生え、「自分たちがつくったんだ」という気持ちがうまれる。
こうして、市民が本当に求めるものの最大公約数を駅前開発に落とし込む。
住民の大部分が賛成なら高層ビルだっていいんじゃない?
*(事業の停止ではなく素晴らしい駅前にするための)一時的な凍結
成田市はいま、景観条例策定に向け、今年度より具体的に動き出しています。
が、今のままでは条例が出来た頃には時すでに遅し、門前町成田の駅前には大きなビルが。。。
「だったらつくっても意味ないじゃん!」
てなことにならないためにも、せめて景観条例つくるんだから、策定までは凍結するのが妥当なんじゃないでしょうか。で、その間に前向きな話をしていくと。
最後に。
私が何よりも反対なのは、そしておそれているのは、
我々成田市民、特に子どもたちが郷土を愛する心、いうなれば「成田愛」をうしなってしまうのではないか、ということです。
誰もが知らないうちに知らないものがよく使う場所に突然大きなビルができる・・・
こんなビルに、愛着なんてわくでしょうか。
愛着の持てないビルが駅前にある「ナリタ」。
どんどん変わって自分の知らない街になっていく「ナリタ」。
そんな「ナリタ」に、果たして愛着を持てるのでしょうか・・・
「昔は情緒ある街だったのに、自分たちの知らない間に、知らない町になっちゃったね」
みらいある子どもたちに、こうした思いはしてほしくないです。
以上、思いをぶちまけてしまいましたが、もしすべて読んでくださった奇特な方がいらっしゃいましたら、なんとお礼を言っていいものか。。。
最後までお読みいただきありがとうございました。

JR成田駅東口再開発事業説明会その4〜個人的見解その3

7/31、JR成田駅東口の再開発について、住民向け説明会が市役所で開催されました。
ひっそりと・・・
4回にわけて書いていきたいと思います。
JR成田駅東口再開発事業説明会その1~説明会の内容
JR成田駅東口再開発事業説明会その2~説明会の様子
JR成田駅東口再開発事業説明会その3~私の質疑応答
第4回目は私の個人的見解について書きたいと思います。
4回で終えようと思ったけど、書いていたらどんどん盛り上がり文量が多くなってしまったので、
これまた4回に分けて書いていこうと思います。(←整理しろよ自分)
JR成田駅東口再開発事業説明会その4~個人的見解その1
JR成田駅東口再開発事業説明会その4~個人的見解その2
(3)説明会を含めた本事業に対する市の対応について
これははっきり言って最悪。
開発事業そのものより、本事業について市民不在で進めようとする行政の対応が一番問題。
「市民に理解を求める」とか「周知する」とかそういったプロセスを一切無視。
100億円もかかる、成田の玄関口の大事業ですよ!?にもかかわらず、あまりにも市民が知らなさすぎる。
ていうか、ツイッターとかブログやっている人以外で、知っている人に会ったことないし。
縦覧だって説明会だって、単なるアリバイ作り。
全市民を対象にした説明会の参加者は60名・・・
「この人数、開催部署としては多いと思いますか?少ないと思いますか?どう評価しますか?」
との回答には「部署内でよく話し合って」とかはぐらかされ答えてもらっておりませんが、そろそろ部署内で意見かたまりましたかねぇ?
聞きにいってもいい?
説明会の周知は(この時代に)区長回覧のみ。区長回覧ってことは、その区長がまわさなければ、住民の回覧板にすら入りませんからね。
広報にも載っていない。なんのための広報よ?つーか、百歩譲って広報は紙面スペースや締め切りの都合上って言い訳もきけないわけじゃないけど、ホームページはいつでもできますよねぇ?
説明する気あるの?と疑ってしまいます。
「そんなこと言っても、昔から話はあったことで、市民の理解は得られているという認識」とほざく言ってた方がいらっしゃいましたが、その人にはこういってやりたい。
「あなた、市民一人一人の目を見ながら、同じこといえますか?」と。
市民を完全に馬鹿にしたこの姿勢には、本当に腹が立ちます。
なめられてるよ。成田市民。
みなさんはどう思いますか?
次回で終わります。長くてすみません。。。

JR成田駅東口再開発事業説明会その4〜個人的見解その2

7/31、JR成田駅東口の再開発について、住民向け説明会が市役所で開催されました。
ひっそりと・・・
4回にわけて書いていきたいと思います。
JR成田駅東口再開発事業説明会その1~説明会の内容
JR成田駅東口再開発事業説明会その2~説明会の様子
JR成田駅東口再開発事業説明会その3~私の質疑応答
第4回目は私の個人的見解について書きたいと思います。
4回で終えようと思ったけど、書いていたらどんどん盛り上がり文量が多くなってしまったので、
これまた4回に分けて書いていこうと思います。(←整理しろよ自分)
JR成田駅東口再開発事業説明会その4~個人的見解その1
(2)駅前ビル建設について
駅前にビルを建てること自体に反対ではありません。
7月31日行われた説明会では、(1)の駅前広場拡充のための土地取得に伴う地権者への代替床や、総事業費の負担減がその建設の根拠となっているそうです。
つまり、「駅前を広くするためにはビルつくらなきゃ」という道理な訳で、駅前ビル建設に反対するということは、駅前拡充に反対するってこと。
これ、自分的には全然意図しないところ。便利になるし、どうぞつくってください。
ただ
高さについては一考の余地あり、と思っています。
先述の通り、「駅前拡充に際し17階の高層ビルたてる必要がある」なら賛成せざるを得ません。
ただ、どうやら話を聞いていると、従来案だった5階までの低層階でも十分いけそうなんですよねぇ。。。
地権者への保障や事業費の軽減等も、どうやら低層階のほうが結果的に安く済むんじゃ!?
ごめんなさい。ここちょっと感覚だけで書いてしまってます。完全に比較しているわけではないです。
「そんな感じがする」だけです。もしこの辺詳しい方がいらっしゃったら教えてください。
低層階ではなく高層階にした理由、「どうしてその高さでないとだめなのか」その根拠を市には明確に示してほしい。
できれば低層階案との比較で。ここが納得できないと、素直にくびを縦にふれないっす。自分。
逆に、納得できる理由があれば、私は賛成しますよ。
ちなみに、施設の中身ですが、多目的ホール自身については、個人的には反対ではないです。
市民が使いやすいように運用さえしてくれれば。
「国際文化会館があるからいらない」という市民の意見もありますが、この意見には賛同できません。
(この辺書くとまた長くなるので今回は割愛。希望があれば語ります)
あと、託児所や郵便局などの希望もあるようですが、テナントでその辺カバーしてくれるんでしょうね?
施設全体図が見えないのですが、そういった住民の希望が仮に生かされないとしたら、そのスペースを犠牲にしたホールはいらないかな。
個人的にはホール賛成派なので、そのためにもテナントや公共サービスを利用できるスペースは確保していてもらいたいです。
(3)はまた次回…

JR成田駅東口再開発事業説明会その4〜個人的見解その1

7/31、JR成田駅東口の再開発について、住民向け説明会が市役所で開催されました。
ひっそりと・・・
4回くらいにわたって書いていきたいと思います。
JR成田駅東口再開発事業説明会その1~説明会の内容
JR成田駅東口再開発事業説明会その2~説明会の様子
JR成田駅東口再開発事業説明会その3~私の質疑応答
第4回目は私の個人的見解について書きたいと思います。
4回で終えようと思ったけど、書いていたらどんどん盛り上がり文量が多くなってしまったので、
これまた4回に分けて書いていこうと思います。(←整理しろよ自分)
駅前開発事業について個人的な見解を述べたいと思います。
本事業に関しては、主に下記の3つに分けて考える必要があります。
でないと、事業そのものに対して反対していると誤解されてしまうおそれがあるので。
(1)駅前広場の拡充について
(2)駅前ビル建設について
(3)説明会を含めた本事業に対する市の対応について
以下、(1)~(3)についてそれぞれ見解を述べます。
(1)駅前広場の拡充について
そもそも、東口駅前再開発事業の根幹には、
「駅前広場を拡充し、交通網を整理することで、市民が安心して利用できる駅前を創る」
という大きな目的があります。
このことに異議を唱える市民は多くないと思います。
私も、駅前広場の拡充には大賛成。現状の案を聞いたところ、パフォーマンスできるようなスポットも考えられているなど、おもしろいと思います。
あとは、車の流れ等も十分検討されているとは思いますが、タクシーやバスの運転手さん、駅前のお店やよく駅を利用する人などからよくヒアリングし、利用者ならではの問題点、不便な点の洗い出し及び対策もとっていただきたいものです。
絶対に、図面や専門家や業者だけではわからないこと出てきますから。
(2)はまた次回…

JR成田駅東口再開発事業説明会その3〜私の質疑応答

7/31、JR成田駅東口の再開発について、住民向け説明会が市役所で開催されました。
ひっそりと・・・
3回くらいにわたって書いていきたいと思います。
JR成田駅東口再開発事業説明会その1~説明会の内容
JR成田駅東口再開発事業説明会その2~説明会の様子
第3回目は私の質疑応答と個人的見解について書きたいと思います。
と思ったけど、質疑応答が長くなってしまったので、個人的見解については第4回にまわします。
$けーたろーのまちづくりごと。
実況ツイートに大活躍だったワイヤレスキーボード。
質疑応答の前に状況を整理しておくと、
・今回の事業の最大の目的は駅前広場の拡充(約2倍)と交通網の整理。(安全に歩けるように。車も混雑しないように)
・駅前広場拡充にともない、土地の従前権利者に保証する床面積、および駅前拡充のために必要な事業費にあてるため、高層マンションを建設。
・公益施設としてホール(300席)およびギャラリーを設置。
・やましいことがあるのか、本開発のための説明会開催にあたっては、市民への周知は積極的に行われていない。
・「なぜ市長がこの場にいない」という他の市民に対し、市側は「主管である都市部の私(都市部長)が責任者ですので」を繰り返すのみ。
こんなところでしょうか。
私の質疑応答は、以下の3つについて回答を求めるものでした。
(1)一連の説明会を通じて、参加した市民の人数および理解度は、開催部署としてどう評価するか。(60人という人数が十分と思うか少ないと思うか)
(2)我々市民がいま声を挙げ、どこまで計画は戻せるのか。何が変えられて何が変えられないのか。
(3)駅前広場の建設事業に伴う高層ビルの建設とのことだが、その方法しかないのか、まちづくりを研究している教授など有識者の意見を取り入れて検討した結果出した結論なのか。
以下、回答
(1)市としての説明会の評価
A. 周知の方法を含め、後日自部署内で意見を集約する。
→説明会の再度開催を含め、検討結果をホームページ内で公開することを要求。
(2)計画はどこまで変更可能か
A. 市としてはこのままの計画ですすめる予定。
→「じゃ、やっても意味ないじゃん。こんなの説明でもなんでもなくただの報告」と嫌みいってやった。会場失笑。
(3)専門家を交えて検討したのか
A. 市としては平成2年に検討委員会を開き、そのなかにいた。
→20年前とは交通網もビジネスも何もかも変わっている中で、再度検討しないのはおかしいのでは?
その質問に明確な回答は得られず。
以上、素人の若造の質問になにひとつまともに答えなかった市職員。
「ホームページで経過報告しなけりゃ毎日メールなり電話なりでおいこんでやる。」
あ、冗談ですよ。冗談冗談(笑)
そんなことするわけないじゃないですかあこの平和主義のけーたろーさんが・・・
長くなってしまったので、この計画や説明会に関する個人的見解はまた次回…